「自分は彼とやっていきたい、けど彼の意向で別れるに至った」という失恋した場合、
自分ではどうしようもできない彼の気持ちが絡むから終わらせ方も見失うし、だからこそ慎重に己の心を整理していきたいもの。
というわけで、今回はそんな失恋からの立て直しプロセスについて改めて語っていく!
1年半前、彼氏と別れました。
自他共に認める仲の良いカップルでした。
アラサーとなると周りは結婚ラッシュ。
交際期間が1年を過ぎた頃。
私は仕事の進退や、多忙な彼とすれ違いが生まれていることに悩むようになりました。
「プレッシャーをかけたくないため、聞くのを避けていたけれど、将来的なプランはあったりする?」
「同棲するのはどう思う?」
ある時、私からそんな話を持ちかけました。
パワハラ型軍隊は私の目指すところではないため、かなり言葉は選んだつもりです。
ところが結婚のことを匂わせる私からは、おそらく火薬のにおいでもしたのでしょう。
次の週には、曹長を前にして除隊を申し出る情けない二等兵の姿がありました。
脱走(フェードアウト)でなく、除隊(お別れ)だったのが彼なりのけじめだったようです。
自信のなさ。色々な面での余裕のなさ。
それらが彼の話す、別れる理由でした。
社畜で収入の多くない彼と生活すれば、私の苦労は目に見えています。
それでも、これからと思っていた時に終わりを迎えたことは、私の心に強烈なダメージを残していきました。
思い出すのは、美化された記憶ばかりです。
復縁したいとは思いません。
しかし、次にも進めていません。
1番幸せだったときから、動けずにいます。
時間は解決してくれないということ。
この恋を本当の意味で納得して終わらせる必要があるということ。
最近、特にそれらを実感しています。
アドバイスやおすすめのワークがあれば、是非教えていただきたいです。
(乙女な曹長さん/ココロノマルシェより)
曹長へ、すずきゆうこより回答す。(ちょっと上官ぶってみた(えっ))
時間は解決してくれないということ。
この恋を本当の意味で納得して終わらせる必要があるということ。
とのことですが、乙女な曹長さんは、この恋を終わらせるに向けて腹を括られたのですね。。。
その決断に対して、心からの敬意を表します。
では早速、乙女な曹長さんのように、「好きだけど彼側の申し入れで別れる結果になった」場合にどう気持ちを整理していくか?というテーマについて、「手放し(留まる原因となっている気持ちを成仏させる)」の観点から語っていきたい。
順を追って、まとめていきますね。
まず、気持ちが前に向かず八方塞がりになっている時って、曹長さんが書いてくださったように、だいたい頭では「もう先に進みたい」と考えているのに、気持ちがそれを拒否して綱引き状態になっているんですよね。
私自身も、別れを経験した後に、戻りたいわけでないのになかなか気持ちが前に向かなかったし、今の夫と付き合っている時でさえも、過去の幸せだった時に時々気持ちが飛んでいくことがありました。(悩ましかった)
なので、個人セッションの場では、自分を過去に引っ張る思いを具体的にお聞きしているのですが、実際、「あの時は幸せだったな」的なもの以外に、今ってどんな気持ちが出てきますかね?
例えば、こんなものが出てくる場合があります。
- ○○なんてしなければ/○○をしていれば、彼と一緒の未来もあったかもしれない
- 私がもっと○○な人間だったら、彼を幸せにできたかもしれない
- 私をパートナーとして受け入れてくれる人は、彼以外にいる気がしない
- 私がもっとしっかりしてれば彼を支えられたかもしれないのに
- 彼を一人ぼっちにさせてしまった(振られた側でも)
- 私のせいで彼も周りも悲しませる結果を招いてしまった
- もっと彼を喜ばせてあげたかった/私が力になってあげたかった
など。
上記以外でも、彼に対する怒りや、彼に○○して欲しかったなどという気持ちも出てきたりするかもしれません。
そんな気持ち達を整理していくと、曹長さんが当てはまるか分からないのですが、
- どこで間違っちゃったのかな(悲しみ)
- 誰のせいでそうなったんだろう?(怒り)
- 彼も悪かったところがあったよねぇ(怒り)
- とは言え、私が一番悪かったんだよね(罪悪感)
- でも時間は戻らない(悲しみ)
という感情のループにはまって先に進めなくなっている状態も、客観的に見えてきます。
なので、一般的な失恋においては、しんどいけど自分の気持ちに寄り添いながら、できなかったこともやらかしも受け入れ自分を許してあげて、彼との関係で得たもの・感謝できること・成長したことを受け取って前を向いていきたいのですよね。
もちろん、心を整理する過程で気持ちの上下が出てきたり、一回できれいにできないこともあるかもですが、それでも大丈夫です。
少しずつ変わっていくのでね。
曹長さんに話を戻すと、
「プレッシャーをかけたくないため、聞くのを避けていたけれど、将来的なプランはあったりする?」
「同棲するのはどう思う?」ある時、私からそんな話を持ちかけました。パワハラ型軍隊は私の目指すところではないため、かなり言葉は選んだつもりです。
といった感じでパワハラ型軍隊という超パワーワード(私はとても好き)を用いておられ、目指すところではないとおっしゃる一方で、結構なエネルギー(セクシャリティ)を隠し持っておられるのだろうなと勝手ながら思っていました。
また、自分が曹長で彼が二等兵という世界観から、元々、相手の問題や課題も無意識に自分のこととして背負ってあげてしまう(何かあった時に自立側のポジションに入る)クセもあるのかもしれません。
親きょうだいといった家族や友人など、身近な人の中でしっかり者の役割をやっていた/やらざるを得なかった人あるあるで、もちろん、その長所が活かされる場も多々あるのですが、
そんな傾向のある方が失恋をした時、たとえ彼に対して怒りや物申したいことがあったとしても、心の深い所では、自分の責任にして罪悪感を抱え、身動きが取れなくなってしまっていることも少なくないのです。
なので、今できることとしては、上でも書いたことも含め、
- 自分なりに彼のために頑張ってきたことを、小さなことでも犠牲などが混じってしまったことでも、たくさん書き出す(自分の愛し方を再確認し、自分を肯定的な目で見る)
- もし万が一、悲しい気持ちや罪悪感が出てきたら、その気持ちに寄り添う
- 感情を感じるのがつらい場合は、紙に書き出して、気持ちを胸の外に出すようなイメージを使う
- 彼との関係で得たもの・感謝できること・成長したことを見つける
等が挙げられます。
5年後10年後くらいの未来で今を振り返った時に、
「あの時はアイツが除隊しやがったけど、付き合っていた時はその時で私にできることを十分やったし、なんやかんやで今は私も幸せになれちゃったなぁ。人生って面白いもんだなぁ」
なんて感じられるといいなって思いますし、そんな未来の曹長さんは、今の自分にどんなアドバイスをくれそうですかね?
そんなことをイメージしてみるのもいいかもしれません。
もしかしたら今はそう思えないこともあるかもしれませんが、彼との関係から得たものや成長したことも、これまで自分がやってきた愛し方も、次の人とさらに幸せになるために活かすことが出来ます。
今回は「この恋を本当の意味で納得して終わらせるために、手放しでカタをつける作戦でいこう」というお話をせていただきましたが、もし万が一どん詰まったら、また作戦を立てましょう!
個人セッションはコチラより。
根本お師匠の手放し本も参考になると思います。(もう5刷なんだ!)
▼個性を磨いて愛し愛され上手になる!プチワークもついてくる無料メルマガ始めました
▼企画やイベントのお知らせはコチラより
コメント