私の嫌いな私はかわいい

パートナーシップの心理学

「自己肯定感」という言葉。新しいことを始める時、就職や転職の時など、自信をつけたい時などによく聞きますよね。

私なんですけど、最近、転職をしたり今までとは違うチャレンジをしてて、己がブレブレです。

自己嫌悪ループに入っている時、自分を愛するレッスンということで、自分をほめたり労ったりするのは基本中の基本と言われています。

とはいえ、知っててもできない時もある。というか、最近の傾向として、自分の中にいる悪い松岡修造が、自分を「それじゃダメだろ!」と気合いで振り回していた節がある。

そう、疲れた。

そんな時、思い出しました。

こちら、私の大好きなライターさんが書いた大好きな記事です。

内容を簡単に説明すると、タピオカミルクティーや消しゴム、マンホール、写真撮影など、1つの物を意識的に違う視点で見るという実験をまとめた記事です。

最後はこう締めくくられています。

「謎の知識がふえる実験」
斜にかまえる切り替えを繰り返していたら、なんでも褒めたり逆に微妙な点に気づいたりする状態が続いた。脳が謎の進化を遂げた感があった。みなさんもぜひたのしく切り替え散歩してみてください。

そう。

私も進化したい。

物ではなく、ここに嫌いな私を置いてやってみよう。そして、愛のイノベーションを起こそうではないか。

こんなことを思い付いている間に、『また訳分からない屁理屈言って』とツッコミを入れてくる私がいます。うるさい!ちょっと待ってなさい!

では改めてルール説明。私の場合は自己肯定感を上げたいので、1分間で「愛する」、「愛さない」を切り替えるというやり方を採用します。

というか、書いてて気がついたんですけど、「愛さない」に関しては別に切り替えなくても通常運転なので、追加ルールとして、「ない」についてはいつも思っていることを書きます。

私は紙に書いた方がたくさん書けるので、ノートとペンを使用しました。

よし。

まず、ウォーミングアップから。

タピオカミルクティーへ

私も例に倣ってタピオカミルクティーからやってみます。何を隠そう、私、タピオカミルクティーに対しては日頃より冷たく接している。昔は普通に飲んでいましたが、流行り始めてからはご無沙汰です。

では始めます。

1分間です。よーい、どん!

流行に乗って調子に乗ってる。並んでまで買ってやるもんか。どこにでもいるけど、プライドはないのか!寿司屋でも焼肉屋でも!インスタのアイコンになりやがって。私は絶対買ってやらないぞ!

頑なに買わない姿勢ですね。なんの恨みがあるんだろう。

じゃあ、愛を持ってタピオカミルクティーを見つめてみます。切り替えます。

はい、1分スタート!

本当は好きなのにみんながこぞって行くから行きにくいな。おいしそう。そう言えば、流行る前はよく買ってたな。遠い存在になってしまった。

まるで失恋。溢れる独占欲。もう素直に並ぼうか。

そして、終わったあとに、真面目に何をやっているんだろう……?という謎の感覚に包まれた。

嫌いな私へ

よし、本番です。やるしかない。通常運転、「愛さない」から。

それでは、1分間スタート!

調子に乗って、また嫌われるぞ。すぐ訳の分からないことをして。周りの目をちゃんと見て。また空回ってる。完璧にできない。また失敗してる。そんなんじゃ嫌われるよ。

罵詈雑言の嵐である。時間を切ってて命拾いしたな。

では、そんな私に愛を持って接してみましょう。切り替えます。優しく優しく。目の前に悲しんでいる私がいる。

それでは、1分間スタート!

最近頑張りすぎじゃない?空回ってるのも、少し急ぎすぎかもよ。1つ1つやったらちゃんとできるよ。大丈夫。元々得意でしょ。失敗してもみんなついてるよ。周りを信頼してごらん。

えーーーーー。

スラスラ出てくる優しさーーーーー。

ちょっと何が起きたか分からない。私すごい優しくない?どうした。これがイノベーションか。

やらせかと思うでしょ。やってみたら分かる。自分の変貌がこわい。

あの、なんかよく分からないけど、ありがとうね私。

まとめ

自分を責めている時の言葉ってめちゃくちゃキツいんだなぁと客観的に見て気がつきました。そんなこと言われ続けたらしんどくなって当たり前よね。

紙とペンでやったのも良かったです。私の場合、生粋のアナログ手書き大好き人間なので、考えてから入力するデジタルよりも、勝手に手が動くアナログでは自然体でフィット感のある言葉が出てきました。

また、書いた文章を読み返して、普通に嬉しくなりました。頑張らなきゃ自分を愛せないと思っていましたが、ごく自然に自分に優しく声かけができて嬉しくなりました。

自分を労うのが苦手な方、興味を引かれた方、実験的な感覚でやってみると面白いので、よかったらやってみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました