こんにちは。すずきゆうこです。
本日は、実に本末転倒なテーマでお送りしていきます(笑)
モニターセッションをやっていて分かるのが、煮詰まって来てくださる方はすでに師匠のブログで鍛えられており、お恨み帳を始めとする様々なワークをこなしたり、行動にも移されたり、すごくすごく努力されているということでした。
そんな中、さらにお話をしていくと、いわゆる「おかん問題」にぶち当たることがあり、そこでもすでにおかんが好きだったと意識されている方も多い状況です。
なので、癒着はまあ切れたらいいけど、教科書的に「癒着を切りましょう、まずはもっとたくさんお恨み帳書を書きましょう」ってサラっと提案するのがどうもしっくりこなくてずっと悩んでいたのでした。
私がそこで詰まってるっていうのも原因の一つと言えるんですが、どうも進みが悪く…。
その悩みの答えの一つを、モニターセッションを初めてやった2月からご縁をいただいているクライアントさんが教えてくださった気がします。まずはご感想から。
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ゆうこさんへ
まとめが早くて驚きました! ありがとうございました(*´v`)
今日のカウンセリングを受ける前、何かしなくちゃ、何か凄いことしなくちゃ なにか成し遂げないと気持ち良く死ねない気がする、どうにかしなくちゃ、と焦ってましたが、ゆうこさんとお話して、私が成し遂げた事がひとつあると気づけました。
それは母親のためにした諸々。
私がいなかったら…と考えた時私は母親の為になることをしてあげた。
すごい頑張ったよなぁ、よくやったよなぁと 褒めたい気持ちになりました。
スタートから後悔してる人生(何で生まれてきちゃったんだろうと思っている)けど、こうして、カウンセリング受けさせて貰ってることとか含め、神様からのギフトはこれからも沢山あると思うので、今は焦らず、自分を労る時間、癒す時間を持ちながら、好きなことや興味あることを少し始められたらいいなぁ、という気持ちです。
“変えようとしてるだけで凄い” これ、沢山いってあげようと思います。こうしてモニターカウンセリングを受けて変われる機会を下さり、ありがとうございます。
また宜しくお願いします(*・ω・)*_ _)ペコリ
(Kさん)
何もできなかったなんて、絶対にないのです。初めてお会いしてお母さまのお話を伺った時から、ずっとそう思っていました。
お母さんにして欲しかったこともたくさんあったし、お母さんのためにしてきたこともたくさんあった。でも、お母さんは幸せになってはくれない。助けさせてくれない。
Kさんの他にもそういう方と何名かお会いしました。
お話をしていて、「そう言えば、私も『お母さんが幸せになってくれない』という意味では似たような状況があったかも」と思い出したんです。
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ずっと前から、私はお母さんの聞き役になったり、お母さんを責める人を攻撃してみたり、でも、やって欲しいことをしてもらえなくてものすごい喧嘩もしたり、でもやっぱり嫌いになれない、という感覚でした。
だってお母さん、なんかいつも寂しそうなんです。
正義感が強すぎて人とぶつかって少数派に属すことがザラだったし、仕事や趣味が好きで家事ができない母はなぜか家族の中で悪者みたいだったし、母の愚痴はエネルギッシュ過ぎて相手にできる人がいなかった。
お母さんの嫌いな所もあったはあったけど、結局、私くらいしか味方がいないんじゃないかなって思ってました。
お母さんは、「ゆうこちゃんがうまくできないのは私のせいなのかな」と言いました。悪気はないんですよね。本当に、自信が無くてそう言うんです。凄く悲しそうな顔で言うのです。
私、頑張ったつもりだったんだけどな。
なんで伝わらないんだろう。
私、お母さんのためにいっぱい仕事の話聞いたよね。
泣きながら話すお母さんを元気づけようと声をかけたよね。
お母さんのことをみんなが責めるから、そんな時は私だけは味方でいようって思っていたよ。
私、お母さんが悲しそうだから「私は大丈夫だよ、元気だよ」って言ったよね。
お母さんの前では泣かなかったよ。
確かに、私は弟や妹より失敗が多いし不器用かもしれないけど、心配かけないように頑張ったよ。
なのに、なんで伝わらないんだろう。
お母さんは、私がどんなに頑張っても私のせいで悲しんでいる。
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Kさんとお話していて思ったのは、
もし、Kさんがいなかったらお母さんは家族との繋がりが本当になくなっちゃったんじゃないだろうか、
お母さんは一体どうやって生きていたんだろうか、
誰がお母さんの話を聞いてあげたんだろう、
他に誰が味方になったんだろうか、
とか、そんなことでした。
そうしたら、ふと思ったのが、Kさんの今もお母さんは幸せそうじゃないかもしれないけど、お母さんはもうすでに救われているんじゃないかなって。
お母さん、Kさんが生まれてきて本当に助けられていたんじゃないかなって。
誰もが諦めかけていたお母さんを、Kさんだけは諦めずに今でも関わっていて、それってすごいことじゃないかって思って。
だから、お母さんは気付いていないだろうけど、お母さんにとってはKさんが救いだったんだろうなと。
今まで、Kさんとしては成果を感じられなかったかも知れないけど、どれだけお母さんのために色々なことをしてきたんだろうって感じました。
もうきっと、十分お母さんを助けてきたんですよね。そういうのって結果じゃないんだろうなって思いました。
お母さんはお母さんの理由があってこんな状況だけど、お母さんは未だに幸せそうじゃないけど、もう、随分やりきったんだと思います。
だって、Kさんが生まれてこなかったら、きっと、お母さんはもっと孤独で辛い人生だっただろうから。
もう十分頑張ってきたんです。KさんほどKさんのお母さんを愛した人はいないと思いました。お母さんは幸せ者なんだろうなって。
一見うまくいっていないように見えるんだけど、本当はもうお母さんを救ってあげたんですよね。だから、「次は自分を幸せにしてあげてください」と思いました。
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助けたい人ほど、助けたかった人の喜ぶ姿が見たかったんだと思うんですけど、でも、「あんな態度をとってはいるけど、あなたがいたからこそ今もその人は幸せなんじゃないかしら」、なんてちょっと思うようになりました。
お伝えするタイミングはなかなか難しいですが、そんな風に感じられるようなお話をセッションの中でできたらいいなぁと思いました。なんとなく、お恨み帳も提案しやすくなりました(笑)
そして、私もまた、Kさんとお母さまの関係を通して救われた気がします。私も、「結構がんばったじゃん」と、前向きに思えたと同時に、私の場合は、お母さんと同じ罪悪感で悩んでいたんだなと腑に落ちました。
だとしたら、私も結局愛されていたから幸せ者なのかぁと感じました。
うーん、私の方がお礼を言いたい気分…(笑)セッションしたんだかしてもらったんだか良く分からない感じになっちゃったんですけど、本当にありがとうございました。
それでは今日はこの辺で。
改めて、ありがとうございました!
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