「パートナーが欲しいとずっと思っていますが、いざ付き合う事を考えると『縛られる、自由が無くなる、窮屈、重い』と感じて及び腰になってしまいます。」

出会い・婚活

「パートナーが出来る」=「縛られる、自由が無くなる、窮屈、重い」の公式が自分の心の中にある場合、

実は、「せっかく苦労して手に入れた自立を奪われて依存時代に落とされるような不快感や怖れ」を知らぬ間に感じているかもしれません。

なので、最初のカギは「自立の手放し」あたりになってくると予想します。





「付き合う」というステップに行けない

以前、「恋愛の嫌悪感について」というタイトルで質問させていただきました。その際はご回答ありがとうございます!

パートナーが欲しいとずっと思っていますが、なかなかできません。いざ付き合う事を考えると「縛られる、自由が無くなる、窮屈、重い」と感じて及び腰になってしまいます。

付き合うという事、好意を抱かれる事に対してのプレッシャーが半端ないです。
反対に自分から好きになった人からは好かれず…

ここでいつも躓き、付き合うというステップになかなか行けません。
「とりあえず付き合う」という事がどうしてもできないんです。

親密感の恐れと、
自分の性的な魅力を自分で受け入れられてない部分が辛く感じさせてるのかな?と薄々思います。ちなみに嫌悪感は感じません。

今までは出会いが無いから彼氏が出来ないんだと思っていましたが、「起きている事が正しい」ならば、きっと自分のどこかに「彼氏を作らずに済む理由」があるのだと思います。が、自分ではなかなか探り出せません…
なにかヒントをいただけると大変ありがたいです。よろしくお願いします。

あこさん/ココロノマルシェより

あこさんこんにちは!

私、前回のご質問に回答していないので恐縮ですが、、、

パートナーが欲しいとずっと思っていますが、なかなかできません。いざ付き合う事を考えると「縛られる、自由が無くなる、窮屈、重い」と感じて及び腰になってしまいます。

そう、こちらですこちら。

わっっっかる!!!と感じたので、私なりにもお返事させていただければと思います。


***

あこさんに限らず、「パートナーが欲しいのに、付き合うってなると嫌なんだよ!!!」となった時に、まず、すでにご相談文に書いてくださっている通り、

よく分からんし嫌だけど「起きていることは正しい=今回は、彼氏を作らないで済むようにしている自分がいる」と解釈していくのが妥当だと思います。

なぜなら、「作らないようにしている」というのが、「今の自分のバランスを崩さないために必要な状態だから」です。

あこさんと同じように、「お付き合いはちょっと…」という方はまあまあ多くいらっしゃると思いますが、本当に、いざお付き合いして、縛られたり不自由になったり、窮屈になったり重くなる感覚の方にバランスが崩れて、苦しくなってしまうのは嫌ですよね。

だからこそ、とりあえず付き合うなんて絶対に無理だし、もし気安く近づいてくる男がいたら、ぶん殴って返り討ちにしたくなる衝動に駆られることも、出てくるかもしれません(えっ)


一方で、好きな人には好かれないというのもよくある現象ですよね。

そこについても、「好かれないのは寂しいし嫌」があるけど、そうやって相手が振り向かずに背中を見せてくれている方が、自分の領域を犯されないから安全に相手を好きになれる、みたいなことが起こります。

これらが、ざっくり「親密感の怖れ」と解釈できるんですよね。


なので、「なぜに私は彼氏を作らずに済ませているんだろう?」と考えた時に、カウンセリングの中では、例えば、

これまでの恋愛遍歴は?
親が過干渉だったのか?
親の親役をやっていた自覚はある?
おとんが暴君だったの?
きょうだいに振り回されてきた経験がある?
実家が嫌で飛び出した感じ?
もしくは、嫌だけど諸事情により実家暮らしをしているの?
女は損をする役回りだという感覚がある?
集団に馴染めないタイプだった?
自分はまじめしか取り柄が無いという感覚はある?
自分は頑張ってようやく周りと同じ普通レベルになるという感覚はある?

とかとか、、、そんな質問を投げかけさせてもらう感じになります。


ここで何を確認したいかと言うと、だいたい、

  • かつて近い距離にあった人との関係で自分が割を食ったことがあるか
  • それに伴い、自信を無くしたり自己肯定できなくなっている状態はあるか

辺りの事情になります。

過去に、近い距離感の人との間で嫌な出来事があったとしたら、パートナーシップにもそれを重ねてしまうのはあるあるだよね、というね(過去の投影)


そして、あこさんに話を戻します。

(自分の性に嫌悪感がないとのことなので、ややこしくならないようこの辺はいったん横に置かせてもらいます)

実際にあこさんに当てはまるか分からないのですが、、、

「パートナーが出来る」=「縛られる、自由が無くなる、窮屈、重い」の公式がある場合、何らかの事情で早くに自立のポジションを取らざるを得ない状況があったとか、そういう事情があるのかなと感じました。

このぎゅーっとしんどくなる感覚って、「せっかく苦労して手に入れた自立(自由)を奪われて依存時代に落とされるような不快感や怖れ」と言う風に見ることもできるかなと。

仮に何らかの理由で早くから自立ポジションを取らざるを得なかった事情がある場合、普段の生活でも依存を嫌って自立を取るパターンが出ているかもしれないので、ちょっと確かめてみてください。

例えば、周りの人がちゃんと仕事をしてくれないからイライラするとか、上司が頼りないから自分で頑張るしかないと思うとか、くよくよしている人を見るとムカつくとか、友達と一緒にいる時はお姉ちゃんみたいなポジションに入るとか、自分が周りに頼るよりも周りから相談されたり頼られたりすることの方が多いとか。

意図していないけど、なんとなく自立の姿勢を取っていくクセみたいなものですね(悪いことではなく、これは長所でもあります)

だから、恋愛においても相手に好かれて近づかれると、自分を守るために自立のポジションを無意識に取っていくので、相手側が依存に落ちてしまい荷物みたいに感じることが出てきたり、依存時代の嫌な思い出を想起して苦しくなってしまったり、

逆に、好きな人ができると自分が自立を保てなくなるのは無意識下で分かっているので、恋が成就しない状態を作り出してしまう可能性が上がると解釈していくことができます。


なので、じゃあどうしたらいいのかというと、自立の人にとってはすごく抵抗があるかと思うのですが、出来る範囲で周りに頼ったり助けてもらうよう動いてみたり(例えば、お買い物をする時に店員さんの力を借りるとか、仕事でヘルプを出すとか)、

弱いと思っている人を違う角度から見て芯や価値魅力を探してみたりなど、自立を手放す的な活動が最初の一歩になると思います。

そうしていくと、自分だけが頑張る必要はないことや、人と一緒にいても自由は保障されていることに気付けたり、人といるからこそできることが増えたりやれることも多くなる、ということを実感できるようになります。

そういった感覚を養って、「パートナーが出来ることは怖いことじゃないよ」と自分に教えてあげるんですね。

そうやって、持ちつ持たれつでお互い様な、相互依存のステージを目指していきます。

周りの人と持ちつ持たれつができるようになったら、今度は本命のパートナーを見つけて、その人との間で、お互い様で助け合いができるようにトライしていく感じになっていくと思います。


「どうしても自力で自立を手放せん!」と思ったら、カウンセラーに頼るというのも一つの方法です(華麗なるステマ)

その場合は、まず、「自立を手放せない、奪われたくない」という気持ちが出てくる原因になっていそうな親子関係や、過去の人間関係などをみていくことになるかなと思います。

もしちょっと苦しい思い出があるなら、そこで頑張っていた過去の自分の価値魅力にフォーカスしたり、なんやかんや関係者各位みんな頑張っていたよねという大人の目線を使って、自分が納得できる落としどころを探す等をするのがおススメです。

この辺は多少時間はかかりますが、続けていくとパートナーシップにいい影響を与える「女としての自信」がつきますし、うまくハマれば変化も大きいので、結構面白いと思うんですよね。

ご参考になれば幸いです。

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