幸せを受け取ろうとすると「無」になっちゃうのはなぜ?(多分、「情熱の女」だから)

お相手との関係

幸せを受け取ろうとすると「無」になっちゃうのはなぜ?(多分、「情熱の女」だから)

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皆様こんにちはー!

アラサーからの結婚に向けた恋愛、再婚向けの恋愛を研究している心理カウンセラーのすずきゆうこです。


本日は、ココロノマルシェのご相談に回答したいと思います。

ココロノマルシェとは

根本裕幸師匠の「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラーがオンライン上でご相談にお答えするシステムです。

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幸せを受け取ろうとすると「無」になっちゃうのはなぜ?

こんにちは。もう心理学に4年くらい触れている妄想族の者ですが、どうしても「自分を大切にする」「幸せになる」感覚がよくわかりません。

自分を大切に扱うにはどうしたらいいのかは、一応分かっているつもりです。色んな愛し方にチャレンジして、自分が素敵だと思う下着や服、コスメを揃えたり、友人、家族、恋人、など素敵な人にも囲まれています。

いま20代ですが10代が死にたいほど苦しくて辛かったので、過去一番いまが幸せなんだろうとも感じます。すごくありがたいことです。

でもどうしても受け取ることができません…!自分を大切にしたり、幸せになればなるほど、何も感じなくなってしまいます。「無」なんです…。幸せを感じたら、その次にものすごい不幸なことがあるんじゃないかと思ってしまいます。

幸せになることへの罪悪感もあるのかな…。強迫的に、幸せという状態が怖いです。

こんなわたしはどうしたら安心して幸せを感じられるようになるでしょうか。

(ゆゆさん)

ゆゆさん

こんにちは。ご相談を拝見しました。

私も妄想族ですし、他にもなんとなく共感した所があり、回答させていただこうと思いました(笑)


「幸せ」って言うだけなら簡単なんですけどねー…。

私の場合は、しんどい所から抜けたくて頑張ったのに、いざいい感じになってくると、なんか申し訳なくなってきたり、「どうせ今だけだろ!」と思ったり、「自分が喜ぶことで嫌な思いをする人がいるんじゃないか…(だから攻撃される)」、などと感じていた時がありました(嫉妬深い性格がバレる…恥)


今も全くそう感じないわけでは無いものの、自分にフィットした幸せを受け取れるようになってきましたし、おそらく、他の方もそうなんじゃないかなぁと勝手に思っています。


色んな愛し方にチャレンジして、自分が素敵だと思う下着や服、コスメを揃えたり、友人、家族、恋人、など素敵な人にも囲まれています。

めちゃくちゃニヤニヤしてしまいましたー!!!

10代の辛かった状況からここまで現実を変えてこられたとのこと、素敵すぎですね…!

でも、安心して幸せを感じることが出来ないとなると、なかなか落ち着かないですよねー…。


幸せを受け取ろうとすると「無」になってしまう一方で、根本師匠の言葉を借りると、いい意味で「まぁ、情熱の女だからしょうがないよね~」的な感じになるイメージが湧きました。


そんなわけで、「幸せになる許可を自分に出して受け取れるようにする」、というのも勿論ですが、

今回のお話と、恋愛とか婚活に共通するのが、「自分の人生をどう楽しむか」というテーマになるのかなぁ、と感じたので、

これまで培ってきたものや、元々あったご自身の長所を活かして、よりゆゆさんの魅力を開花する方向で、幸せを受け取る方法を考えてみようと思います。


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「情熱の女!」の前に、ちょっと前提の確認からしますね。

(今回は、ご相談文に関連情報が無いのでなんともですし、既にご存知で手をつけておられるかもですが、一応メモとして書いておきますー!)


もしかしたら「嫌なこと聞くなぁ」と感じられるかもですが、ゆゆさんは、

「10代の経験があって良かったな~!あの時の環境や出会った人たちにはある意味感謝してるわ~!」

って大きな声で言える状態でしょうか?


その辺が、今の状態を確認する質問になるかと思います。


もし、「うーん…良かったとか感謝とまでは…」という感覚があれば、その辺りに関連した未消化の感情(怒り、罪悪感、無価値感、無力感、悲しさ、虚しさ、寂しさなど色々)が幸せを受け取れないことに関連していると考えられますし、そのルーツを扱っても良いかと思いました。

ただ、死ぬほど苦しかったことに向き合うのもなかなかキツイかもなので、その辺はしっかり乗り超えられるように誰かの力を借りてもいいと思いますし、具合が悪くなるのであれば、今は見送ってもいいと思います。


(「過去に感謝までは…」に関連して、もう少しメモを続けますー!)

いま20代ですが10代が死にたいほど苦しくて辛かったので、過去一番いまが幸せなんだろうとも感じます。すごくありがたいことです。

いやいや、もっと幸せになってもいいんですよー(*^^*)

って言われると、もしかしたら居心地が悪いですかね?(汗)

居心地の悪さがあるのなら、ゆゆさんのおっしゃる通り罪悪感の仕業かもしれません。私は、なんとなく控え目というか、遠慮っぽいもの?を感じました。


自分を大切にしたり、幸せになればなるほど、何も感じなくなってしまいます。

「無」なんです…。幸せを感じたら、その次にものすごい不幸なことがあるんじゃないかと思ってしまいます。

今の状況で幸せを感じることが出来ない時って、私のイメージだと、崖っぷちにいる感覚が思い浮かびます。

崖から離れた所はすごく素敵な花畑的な場所でいろんな人たちが楽しそうに過ごしているんですけど、そこまでは行かずに、崖ギリギリの所から花畑を眺めているような。

「もうあっちの楽しくて楽な方に行ったらいいんだよ」と言われても「いやいや、私はいいんですよ」みたいな。


カウンセリング的に見るなら、「誰かのために自分もそこにいようとする(助けたい)」ということや「ダメな自分に罰を与えようとしている(罪悪感)」ということが言えるのかなぁと私は思いました。


また、「幸せを感じたらその次にすごく不幸になる」という観念(思い込みや自分ルール)を過去の心の痛みとか、これまで見聞きしたことや、誰かから教わったことをベースに作っている、ということも言えます。

「その思い込みってどこから来たんだろう」と考えるのも手かなぁと。

幸せのあとにもっと幸せになるのも全然ありですもんね。


思い込みを作った原因はなんであれ、幸せの後に不幸になると思っていると常に不安になりますから、

不安になんとか対処すをるため、万が一今から何かあってもいいように心構えをしている、というような緊張状態になり、幸せを受け取りたくてもそれどころではなくなります。

花畑で幸せにまったり浸っていると腕がなまって、いざ戦場!となった時に動けなくなるから鍛えておこう、みたいな。

それに、幸せを受け取っちゃったら、「いよいよ不幸の時代が来るぞ」となってしまいますしね…


色々考えられることはありますが、自分を縛るものや気持ちをほどいていくというのはとても有効的かと思いますので、

「頑張らなくても幸せになっていいよ」、「幸せと引き換えにあなたがまた犠牲になる必要はないよ、その役割は必要ないんだよ」と自分に声をかけてあげるだけでも全然違うかなあと思います。


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それでは、「情熱の女!」の話に戻ります。


10代の頃のご経験から、何かしら幸せでない感情の刺激に慣れてしまっていて、現状、幸せよりも問題が発生した時のために構えてしまっている状態であるなら、

それを逆手にとって、経験や学びを活かせる刺激的(?)な活動をしながら、問題を、ライフワーク開拓&自分が豊かになることにすり替えて、結果的に幸せを感じられるようにしてしまう、という提案をしてみたいなと思いました。


(死ぬほど苦しくてつらかった経験は、自分の人生をかけて果たす役割、生まれてきた意味、といったもののヒントを教えてくれますし、ライフワークのヴィジョンがあると、過去と向き合う必要が出てきても、乗り越えるモチベーションにもなるかなと思います)


これまでの状況が死ぬほど苦しくて辛かった半面、

裏を返せば、ゆゆさんはそういう厳しい状況を乗り超えるだけのパワーやエネルギーを持っていて、根性も我慢強さもあって、努力家で行動力があって、困難を切り拓くだけのクリエイティブな発想もあって、

今素敵な人に囲まれているということは、ゆゆさん自身に人望があるからだと思ったのです。

もちろん、他にも良い面がたくさんあるはず!


活動としてやることは別に大きくなくてもいいし、学びや経験にダイレクトに関係することでなくてもいいので、ゆゆさんが出来る範囲で、かつ自分の持ち味を生かして、「自分も周りの人も楽しい、幸せ!」みたいな方向をおすすめしたいと思います。


今いただいている情報からだと、例えば、過去のゆゆさんと同じように悩む方にその経験を伝えるだけでも助かる人がたくさんいると思いますし、そこにやりがいや喜びを感じるかもしれない、といったことが挙げられます。


チャレンジ!という感覚でやるといい意味での刺激になると思いますし、上記の方法が苦難を超えてきたゆゆさんのキャラに合っていれば、遅かれ早かれ成果も出てくると思います。

その成果は、周りの人からの感謝や喜びかもしれませんし、それってもしかしたら最初は抵抗があるかもですが、是非受け取ってみて欲しいなと思いました。


そうやって過去の自分を活かせてくると、結果的に、10代の頃の経験が少しづつ感謝できるものになっていきますし、もし「助けられなかった人がいる問題」や、「罪悪感問題」があったとしても、前と変わって楽になってきたぞ…?なんてことも出てくるかと。

すると、過去と現在と未来が、断絶された奈落の底とギリギリの崖の上という関係ではなく、より明るい未来に繋がった1本の道っぽくなっていきます。


「あの経験があったから今、とても幸せです!」

「あの経験があったから、周りの人にも喜びを与えられています!」


ちょっとだけ先の未来で、そんな風に言っているゆゆさんは何をしていて、どんな人が周りにいて、どんな生活をしているでしょうか?

また、たくさんの人から「あなたがいてくれて良かった、ありがとう」と言われている感覚も、一緒に感じてみてください。


もしまだこの辺りに触れていなければ、色々想像を巡らせてみるといいんじゃないかなと思いました(*^^*)


そして、今まで色々な愛し方にチャレンジされてきたとのことで、今後、より幸せの感度を上げるために、五感で「感じる」ということをするのもおすすめします。

食べ物が美味しい
空気や肌触りが気持ちいい
香りが素敵
景色がきれい
音でリラックス

などなど、五感が気持ちよくなる刺激を入れて、過去の痛みや未来の不安ではなく、ただその心地よさを感じる、心地よさにフォーカスを当てるというイメージを強くしていってみてください。


(もしライフワークに興味が湧かなければ、より最高な愛あるセックスに注力をするっていうのもいいらしいですよー!)


そんな感じで、自由と身軽さと幸せをゆるりと感じながら、時に刺激も楽しみつつ進んでみるのもいいもんよ、という選択肢でした。

ゆゆさんが素敵な時間を過ごせますように。ご参考になりましたら幸いです!


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