怖れを忘れてしまうくらい近い距離に入ってしまう、ということも時に必要だと個人的に考えている今日この頃。(これからパートナーが欲しいと考えている方にも知っておいて欲しい)
そのために、彼だけでなく、自分自身の価値や魅力もしっかり認識していきたいのですよね。
その上で、彼を通して得たいもの(執着しているもの)の正体を探っていくのがよいのではなかろうか、と思うのです。
彼とのビジョンを描くことと、執着の違い
yさん(ココロノマルシェより)
お世話になってます。
私は昨年円満離婚し(子なし)、現在10歳以上年下の彼氏がいる35歳です。
正直、私には本当にもったいないくらいの彼氏で、若くてイケメン、それなりのところに勤めていて、彼からアプローチされて付き合いました。
私は今まで結婚願望を持ったことがなく、元夫と結婚した時も、なんで結婚したんだろう?という気持ちでした。
しかし、今の彼とはすごく結婚したいです。
一度結婚して、結婚の良さもわかったからだと思います。でも、彼はまだ若く、今現在は結婚願望がありません。私は未来のビジョンを描くときに、彼と一緒にいたいです。
でも、この思いが強いほど執着してしまいそうでこわいです。彼は外見も良いし、若い人に取られてしまったら?とか、子供が欲しいと言われたらどうしようとか、そういう不安もあり…。
“結婚を迫る年上の女性”なんて、私が1番なりたくなかったキャラなのに、そうなりつつありそうですごく嫌です。。泣
ビジョンを描きつつ、執着しない方法を教えていただきたいです。
彼ではなくても、また結婚はしたいと思っています。
こんにちは!すずきゆうこです。
私自身も離婚経験があり、また、執着もしやすい性質があるので、とっても共感…!
執着と言うと、この辺はすでに共通認識になっている方もいらっしゃると思いますが、つまり、「それ以外の選択肢がない状態」ですよね。
今自分が握りしめている一つの選択肢(彼)以外心が受け付けないから、そこでうまくいかなければ全部失敗、みたいな苦しい状態だし、だからこそ、彼の反応にも一喜一憂したり気を遣ったりしてしまうという。(イヤな話だ)
執着してしまう具体的な「コレ!」という要因は人それぞれですから、ご相談を読ませていただいた時に、
yさんが今イメージしているヴィジョンってどんなものだろう?とか、
今の彼とお付き合いするまでの経緯や今の関係ってどうだったんだろう?とか、
元のご主人との結婚や離婚までの経緯やその前の恋愛の傾向にパターンはあったのか?とか、
結婚に対する気持ちの変化の中身や家族に対するイメージって?とかとかとか、、、
何やら色々気にはなったのですが、今回はその辺りの確認はできないので、分かる範囲でまとめさせていただきますね。
ここから先は具体的な話になっていくので、もし的外れな部分があれば適当に読み飛ばしてもらいたいのですが、、、
お付き合いしている彼に執着してしまうのを何とかしたいと考えた時に、まずは、彼との関係が対等でなくなってしまっていることを考えていきたいですよね。
「他の人に取られてしまうのではないか」とか「自分のもとを去ってしまうのではないか」などと不安を感じてしまうということは、基本的には自分の価値を低く見積もり過ぎているという解釈ができます。
仮にyさんと彼の関係が現状特に悪くないとした時に、なんとなくおさえておきたい方向性は、「自分の価値や魅力を受け取り対等性を取り戻しながら、彼との距離を縮める」です。
「距離を縮めたら余計に執着してしまうじゃんか!」と感じる方もいらっしゃると思いますが、私としては、お付き合いしていて現状別れることを考えていない、かつ仲は悪くない(むしろ結婚したい)ということであれば、関係性のバランスをいい意味で崩していくことも一つの方法とお話することが多いです。
要するに、怖れを忘れてしまうくらい近い距離に入ってしまう、ということになるんですが、これ、パートナーシップではとっても大事な考え方だと私は思っています。
せっかくのご縁ですしね。
それに、お相手がハイスぺイケメンならもっともっと楽しんだ方がいいかなと思って(コラ!)
本当に万が一今の彼との関係がダメになってしまったとしても、なんやかんや手放すことはできますし、今時点ではまだそこまで考えなくてよいと割り切ってしまうのもアリと感じました。
そんなわけで、個人的に気になったのは、この辺り。
正直、私には本当にもったいないくらいの彼氏で
“結婚を迫る年上の女性”なんて、
彼を必要以上に見上げてしまうと、彼の本質を見失います。それって、yさんを好きになった彼にとってはおそらく不本意なんじゃないかなぁと感じます。(逆の立場になってみると分かりやすいですよね)
また、「結婚を迫る年上の女性」というと、確かに一般的には嫌なイメージがあることは否定できませんが、それくらい彼を好きということも言える。
「好き」に変なトッピングをして恥ずかしさを持ってしまうのは、結婚に向けて二人の関係を深めることを考えると、ちょっと勿体ないことだとも思います。
だから、彼の男としてのいい所を受け入れつつ、彼を好きな自分の気持ちを受け入れること、また、そんな彼が好きになってくれた所を始めとした、自分自身の価値を受け取るということが大事なポイントになります。
なので、
- 彼はyさんのどんな所が好きでアプローチしたのか?
- 彼は日頃どんな愛情表現をしてくれる人か?
- そんな彼に好かれる私の女性としての魅力は何?
- 彼にしてもらって嬉しかったことや感謝できることは?
- 元夫がみてくれていた私の価値は何だろう?
- 彼関係なしに、自分の価値や魅力って何だろう?
などなどを書き出してみると良いと思います。
彼がどんなタイプか分からないのですが、基本的には嬉しいことや感謝できることは彼にも伝えていくのがおススメです。彼と会っている時は、目一杯楽しんでみて欲しい。
彼に結婚願望がない理由が年齢以外分からないのでなんとも言えませんが、結婚に関する彼の言い分をあんまり当てにあてにする必要がない可能性もありますし、いったんは「今」に意識を向けておくのが吉。
これは信頼関係を深めるプロセスになりますし、距離を縮めていくと、彼のことも今以上にハッキリと見えてくると思います。
そんな中で、「なぜ私は彼と結婚したいのか?(彼と結婚できなかった時に私が失うものは何か?)」を言語化してみるのもおススメです。
ここが結構難儀になる場合があるのですが、執着する原因が見えてきますし、その原因にどう対処していくかも考えることができます。
というのも、執着している対象が、「彼そのもの」というより、「彼を通して得られるもの」であると解釈することもできます。
例えば、彼との結婚で得られる「金銭的に安定した暮らし」に執着しているとしたら、もう貧乏で苦しみたくないとか、専業主婦になりたい(外で嫌な思いをして働きたくない)とか、誰かに頼りたいとか、もう一人で頑張りたくないとか、背景には色々な気持ちがあると思います。
そして、その「安定した暮らし」を得るために、他に選択肢がないのか?自分の心の「痛み」をどうやって解消していくか?考えていきたいのです。
特に、他の選択肢を持っておくためには、自分自身にある程度の信頼感を持っておくことが必要であり、だからこそ、自分の価値や魅力を受け取っておくことも必要になってくるんですよね。
そうやって整理していくと、彼でも彼でなくてもいいという所に落ち着くいていくということになります。
なんだか話があちこちに行ったり色々書いてしまったのですが、、、
とにかくお伝えしたかったのは、彼でも彼でなくてもyさんは自由で楽しい人生を歩めますし、まずは、今を楽しみつつ、自分の素敵さを受け取ってみるのがいいんじゃないかと思いました。
もしそれでもなんともできないことがあれば、もう少し詳しく聞かせていただきたいな、と考えておる所存です!
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