やる気のない人に気持ちが引っ張られてイライラします。私は好きでこの仕事をしているのに水をさされた気分です。せめてやることはちゃんとやって欲しいし、私の大事な後輩をこき使うな！と思います。辞めてくれないかなーって思うけど、表面的にはうまくやっています。何故なら、働きやすいような雰囲気を作らないとせっかく育てた後輩が辞めてしまうからです。なにより、今楽しそうにやっている後輩の芽を摘むことになります。ただ、そんなことを言いながら完璧に出来ない自分もいます。頑張る反面でそこももどかしいです。
看護師の時の私より
看護師の頃の私、こんにちは。お仕事が好きになってそれが嬉しくて楽しくてしょうがない時期でしたね。
さてと。
とりあえず、顔が怖いから鏡を見てきた方がいいよ！じゃっ！と言って全力で逃げようかな。
あ、嘘です。
やる気の無い人にイライラする話ね。なんでなんでしょう。難しくないですよ。それは、あなたが完璧主義だからです。
言い方を変えると、仕事に対する美学とかポリシーが強いと言えます。まさに、生きざまですね。私は、ポリシーのある(変)人は好きですよ。
それゆえ、世界観を守りたい気持ちが強いんですよね。見えている世界が全てで、そこに横槍が入るのは、自分の描いていたキャンバスに落書きをされたような気分になる。ひどく腹立たしいですね。
だだね、悲しいことに、その完璧主義は自分にも向いてしまうのです。投げるものが強いから反動も強い。余談ですが、流れ弾に当たりそうな人はちゃんと逃げてください。
出来なくてもどかしいって言ってますけれども、あなたの場合はもっと言うと、失敗する度に恥ずかしくて恥ずかしくて嫌な気持ちにもなっていますよね。こんな姿見せたくないなぁ、なんて。
自滅です。悲しみ。
さて、突然ですが、色んな人の気持ちになってみようと考えたことはありますか。やる気の無い人は何故そうなったんでしょうね。
元々そうだった人って稀なんじゃないかなぁ、と私は思うのです。
もしかしたら、看護師になった時は夢や希望を持っていたけど挫折したのかもしれない。もしかしたら、看護師を目指す前は違う夢があったかもしれない。もしかしたら、親に「なれ」って言われてなっちゃったかもしれない。
そう。私は、その人が出来ないのには、理由があると思うのです。その人は悪くないのです。
あなたはなんでそんなに出来ないことが許せないのですか。頑張らなきゃいけない理由とは。完璧でなくてもいいって巷ではよく言われてますよね。
なんでちゃんとしてないといけないって思うのでしょう。恥ずかしいとは何ですか。
これは、「面白味のない人間なんだから、せめて決められたことくらいはやらないと。それすら出来なかったら自分は役立たずのゴミだ」と思ってるからですよね。
出来ない私に価値はないから、隅っこに追いやらないといけなかったんです。見られたら失望されてしまうから。カッコ悪い所なんてとても見せられませんよね。
失敗する度に、家じゃなくて土に還りたかったはずです。
まあでも、嫌ですよね、こんな私がいるって。でもね、そうじゃないって思いたくてもこれが事実なんです。
輪の中でみんなが笑える面白いことも言えないし、仲のいい友達だって片手で数えられるだけだし、特別な良いことだって言えない。
安心してください。それでも案外大丈夫ですよ。
笑いながら大失敗談を話してみたら、ギャップがあって親近感がわいたと言ってもらえましたよ。あなたも人間らしいところあるねって。うん、これは褒め言葉と捉えましょう。
あとは、分からないことがあると後輩に聞いてみてください。可愛い後輩が嬉しそうに情報をかき集めてきてくれましたよ。
頑張るのを手放してみると、周りの人はそそそそそーっと寄ってきてくれます。きっとね、あなたのことを慕ってて、なんかしたいと思ってくれていたんですよ。
あなたは、隙がなくて人を寄せ付けなかっただけです。見えていないだけで、優しい人はたくさんいます。あなたのファンはもう周りにたくさんいますよ。
だから、むかつくアイツを見るより、自分の中の泣いている自分をいたわってあげて欲しいです。茶でも入れてあげてゆっくり休ませてあげて欲しいなぁと思うのです。
頑張るのをやめても大丈夫ですよ。飛躍するために、ちゃんと力を蓄えてください。
これまでのようにコソコソ頑張ることをやめて、何もかもオープンに頑張りを人に見せた時、周りの人があなたのことを見る目は確実に変わります。
「あなたみたいになりたい」、「あなたがいたから頑張れた」、「いつもありがとう」、「あなたが大好きです」、「あなたがいなくなってもあなたの意思を受け継ぎます」、「そういう所かわいいね」
これらは、後々あなたが言われる言葉です。信じられませんか。本当なんですよ。
あなたは根性があるから、嫌な気持ちや惨めな気持ちにも耐えられます。最初は辛いと思いますが、ちゃんと乗り越えられますからね。
応援しています。私は、ここで待っていますからね。
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