別れ話からの浮気?発覚。彼への執着心が消せません

お相手との関係

別れ話からの浮気?発覚。彼への執着心が消せません

******

皆様こんにちはー!

アラサーからの結婚に向けた恋愛、再婚向けの恋愛を研究している心理カウンセラーのすずきゆうこです。


本日は、ココロノマルシェのご相談に回答したいと思います。

ココロノマルシェとは

根本裕幸師匠の「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラーがオンライン上でご相談にお答えするシステムです。

******

別れ話からの浮気?発覚。彼への執着心が消せません

10月末から付き合って4年近くの彼氏と同棲を始めました。
8月くらいから家探しを始めていたのですが、なぜか私の彼への気持ちが冷め始めて同居が近づけば近づくほど苦しくなり、同棲開始すぐに彼に別れたいと自分から告げました。

彼は繊細な人で、かなり傷ついている様子でした。

その時に「今すぐ出ていくのはやめてほしい。出ていくにしてもそれまでの時間が思い出になるように過ごしたい」「俺は君の行動ですごく傷ついた。今度は俺が幸せになるために君ができることを考えてほしい」と言いました。

正直私は自分の気持ちで手いっぱいで、彼が深く傷ついてしまったことを改めて実感し、そこからは自分の気持ちと彼が言った「彼を幸せにするために自分ができること」を考えるのを頑張りました。

自分の気持ちを紐解いてみると、「彼を幸せにしてあげたい」という気持ちが残っていること、気持ちが冷めたのではなく距離が縮まる恐怖に押しつぶされていただけだったということが分かりました。

彼を傷つけてしまったことは変えられないけど、彼とやり直したい、新しく関係を作り直したいと思ったので、彼にその意を伝えました。

さんざん傷つけておいてそれはない、と冷たくあしらわれることは重々承知のうえだったのですが、彼は新しく彼女を作ってしまったと言いました。まだ一緒に住んでいるけど、別れたと思っていた、だから彼女をつくったと。

私は同棲を解消したところで別れが成立すると思っていたのと、状況が落ち着くまで次の恋人を作るとは夢にも思っていなかったのでかなり動揺しました。
私が傷つけたことが原因で彼を追い込んでしまって癒しを求めてこうなったのだろうとはわかっています。

そういう申し訳なさと、すぐ次の恋人を作るのならなぜ「俺の幸せのためにできることを考えてくれ」といったのか、その言葉を真に受けてこの数か月彼のことを考えてきた自分が馬鹿じゃないかという怒りと悲しさが渦巻いています。

あまりに苦しくて泣いてわめいて彼に縋り付いてしまって、いったんは彼女と交際を続けながら私との生活を続けることになり今に至ります。

同棲を続けてはいますが、彼はこんな関係はだめだ、解消しようと言っています。

私のことは大事だし、嫌いにもなってない、好きなままといっています。また彼女がいるというのに私に手を出しても来ます。

自分が蒔いた種ですし、板挟みになっている彼を解放すべきだとは分かっているのですが、どうしても彼のそばにいたいという気持ちが消せません。

この苦しい状況から抜け出すためにはどうしたらいいでしょうか?

長くなってしまいましたがこんな私にアドバイスをいただけたらうれしいです。

(フワチョコさん)

フワチョコさん

こんにちは。ご相談拝見しました。

「彼を幸せにするために自分ができること」を考えて一生懸命考え行動されたからこそ感じる怒りや悲しさ、なかなかしんどいですねー…。


私も実は、過去に同じようなことがあってですね…、

自分がやることなすこと全部、相手には全然響かなくて、「あーもう!じゃあどうしたらよかったんだよチクショー!」とか「お前こそもっと頑張れよコラ!こっちばっかりやらせてふざけんな!」などと思っていました。


ほんと、悲しいし許せんわ…ですな。


自分が蒔いた種ですし、板挟みになっている彼を解放すべきだとは分かっているのですが、どうしても彼のそばにいたいという気持ちが消せません。

特に、ここに共感しました。

心が痛いですね。つらいです。すごく。

思い出したら泣けてきたので…気を取り直して、この状況をぽーんと抜け出す方法を考えましょう!


******

はじめに、抵抗を感じる人もいるかと思いますが、こういう時は、「今すぐどうにか状況を変えねば」とか、「彼を解放せねば」という風に、無理に焦ることはないよと思います。

というのも、ずっとこのままということは絶対にないのです。


すったもんだあっても無茶しても、泣いても喚いても、怒ってもすがっても、後から思えば、自分が幸せに感じる方向に進めていたんだなぁと感じます。

不思議なんですけどね、私はそうでした。


ということで、タイトルに「執着」というキーワードを書いてくださっていたので、執着というしっとりワードに見合う、こってりめの内容にしてみたいと思います。


でね、前置きですが、「執着」って聞くとそれを抱えていることにすごく嫌な感じがする人もいらっしゃると思います。

でも、大なり小なりみんな持っているものですし、辿っていけば、愛にたどり着きます。

前に、こんなことも書きました。執着が強い自分を嫌いそうになったら、「いやいや、そうじゃないんだよ、それだけじゃないんだよ」って言ってあげて欲しいです。




執着するのは好きだからこそで、自分が「ここだ!」と思った所で一生懸命になりすぎちゃっているから、

その力を抜いたり、色々な選択肢を作って改めて選べるようにしていく感じのイメージでお話したいかなぁと私は思っています。


まず、執着ってそもそもなんだっけ?っていう所から。

基本的にはさっき言った通り、愛があるから執着もする、ということがベースです。


******

ほんとね、執着している時ってすごく苦しいですよね。すごくしんどいから、抜け出したいって思います。

でも、執着する必要が無くなれば、執着は自然と小さくなくなり、だんだんと心が自由になります。


愛と執着って、いつの間にか入れ替わっちゃう時があったり、混ざってたり、それぞれに純度があるみたいです。

じゃあ、執着の部分が小さくなって、元々あった愛の部分だけがたくさん残って、自分の心がすごく身軽になったら…?


「私はもう自由です。ここに留まることも、他の所に行くことも出来ます」


声に出して言ってみた時に「嫌だ」という感覚が大きいのであれば、「例え苦しくても、執着している方がまだマシだから執着している」って考えるのが、自然なんです。


じゃあ、どっちと比べてマシなんだよ、苦しい執着がどうして必要なんだよ、っていうと、彼そのものが離れる寂しさとか悲しさがあるのは勿論なのですが、

彼がいたことで感じなくて済んでいた、ずーっと心にため込んでいたもの、それこそ彼と出会う前からあったかもしれない不安や怖れ、悲しさや虚しさなどといった感情を、彼がいなくなることで感じることになってしまうため、無理してでも彼を置いておく必要が出てきます。

だから、そっちのしんどさの方がもしや本丸では?という風に見ていきます。


こんな思いがあると、彼との関係に歴史や思い出がある分だけ執着しやすくなります。

例えば、

私は誰からも愛されない
私には人としての価値が無い
私には女としての価値が無い
誰とも繋がりが無くなってしまうような孤独感
誰も理解してくれる人なんていない
本当の私は見てもらえない

とか。


もしくは、彼が好きで大事だからこそ、付き合っていた時に我慢していたことや譲ってきたことがたくさんあったり、彼に対して「申し訳ない」「私のせいで」という罪悪感があると、それもまた、

彼が許せない
あんなに頑張ったのに
分かってよ
あの時の自分が憎い
なんであんなことをしたのか
この気持ちをどうにかしたい

などという気持ちが芽生えてきて、彼との間でこの感情を解消しようとするあまり執着する、みたいな感じになることもあります。


だから、カウンセリングでお話をする時は、差し支えない範囲で、彼とのお付き合いや過去のパートナーとの関係、もし可能ならどんな環境で過ごしてきたか、ということをお聞きすると思います。


******

それでは、ここからは、フワチョコさんのご相談について、今書いてくださっている内容から考えてみますね。


正直私は自分の気持ちで手いっぱいで、彼が深く傷ついてしまったことを改めて実感し、そこからは自分の気持ちと彼が言った「彼を幸せにするために自分ができること」を考えるのを頑張りました。

自分の気持ちを紐解いてみると、「彼を幸せにしてあげたい」という気持ちが残っていること、気持ちが冷めたのではなく距離が縮まる恐怖に押しつぶされていただけだったということが分かりました。

ご自身の本当の気持ちに気付かれたのですね。

距離が縮まる恐怖があったことが分かったとのこと、すごくたくさん自分自身と向き合ったのだと思いました。本当に。

「彼を幸せにしてあげたい」という気持ちもすごく大事だと思います。


ただ、フワチョコさんもすでにご存じかと思いましたし、難しいし厳しいのがここになるのですが、

「彼を幸せにしてあげたい」というのと、「彼がそれを望むのか、フワチョコさんからの愛を受け取るか」は別の問題になります。

ちょっとキツイ言い方をすると、「彼を幸せにするのは、私でもいいし、私でなくてもいい。彼の選択を支持する」なんです。逆もまた同じです。もちろん「私も自由」です。


でも、多くの人がそうであるように、「私が彼を」にこだわる理由って、今回の場合はもしかしたら罪悪感の仕業かもしれないな、と私は思いました。


彼は繊細な人で、かなり傷ついている様子でした。

その時に「今すぐ出ていくのはやめてほしい。出ていくにしてもそれまでの時間が思い出になるように過ごしたい」「俺は君の行動ですごく傷ついた。今度は俺が幸せになるために君ができることを考えてほしい」と言いました。

この彼の言葉で、フワチョコさんはかなり頑張られたのだと思います。

ここでフワチョコさんが彼にブチ切れずに敏感に痛みをキャッチされているというのは、きっとフワチョコさんは優しい方なんだと思いました。


ここからは予測の余談になっちゃうんですが、

彼は繊細とのことですが、元々の関係でも、ずっとフワチョコさんが彼を気遣ってきたのですかね?

もし、ずっと彼を傷つけないように庇う場面が多かったとしたら、そこって無意識に頑張らねばの部分になっていたかもしれないので、「私、本当によく頑張ってたな」とか、「彼のために色々やってきたな」と思っていい所かもしれません。


私が傷つけたことが原因で彼を追い込んでしまって癒しを求めてこうなったのだろうとはわかっています。

自分が蒔いた種ですし、板挟みになっている彼を解放すべきだとは分かっているのですが、どうしても彼のそばにいたいという気持ちが消せません。

パートナーシップの問題って、どちらも悪くないし、責任という言い方をするにしても、五分五分と解釈をします。

現に、彼はああ言っていますが、彼にだってできたことがたくさんあったんじゃないのかなぁ…と反射的に感じました。


だけど、フワチョコさんは、「こんなことになったのは自分のせいだ」、「私がもっと早く気付いていれば」、「なんであの時できなかったんだろう」というようなことを感じられているんですかね…きっと。


「気持ちが冷めたのではなく距離が縮まる恐怖に押しつぶされていただけだった」ということに気付かれたフワチョコさんは、数か月前と比べて、驚くほど内面が変化していると思いますし、

気付かれたということは、ここの課題も、おそらく近いうちに克服していくことになるのだと思います。


だからこそ、後悔も大きいのだと思います。

今なら「きっとそうはしない」って思えるから、自分を責めてしまうんじゃないかなぁと。


喜ばしい成長の証のはずなんですけど、どうしてもそうは思えないんですよね。


それに、彼を解放してあげられない自分は、悪いのでしょうか。

彼のそばにいたいという気持ちを消せない自分は、いけないのでしょうか。


そんなこと、ないと思うんですよね。

彼のことが大好きで大事にしたいからこそ、そう思うんじゃないかなぁと感じます。


だから、執着を手放すプロセスとしては、「自分を許すこと」がテーマの一つになるのではないかなと。


あの時の自分は、その時にできる最善の選択をしていたんだな、と承認してあげたり、

自由になっていいよ(別れではなく、ただ自由にというイメージ)と自分に声をかけてあげたり、

幸せになっていいよ、彼を傷つけたという償いも十分頑張ったよ、あなたは悪くないよ、もういいんだよ、と許してあげてみてください。


そして、自分を幸せにしたり、笑顔にしてあげる時間を作ることも実際にやってみることをおススメします。

趣味でも、リラックスできることでも、遊ぶことでも、おしゃれやメイクやボディケアでも、なんでも。


私は、いい香りの入浴剤をエンジョイしたり、友達と出かけたり、本や漫画を読んだり、その時のパートナーとけじめをつける前に男性とサシで遊んだりしていましたね(遠い目)


とにかく!

そういう風にしているうちに、二人の間にも自然と変化が出てくると思います。

その変化を、今は怖いとか嫌と感じることもあるかもしれません。でも、それもその時の自分にとってはOKになっているはずなので、どう受け取るかは未来の自分にお任せして大丈夫だと思います。


また、フワチョコさんは、彼の幸せを一生懸命考え、自分自身の気持ちや課題に気付かれたことから、

今度はその変化や成長に見合った人やパートナー候補に出会っていくと思います。もちろん、もし彼が見合う相手なら、彼もまたそこにいるんだと思います。

出会う人が変わると楽しいですし、より自由だし、今までの自分では考えなかった可能性にも出会うと思うんです。


だから今はまず、「自由な自分」や「幸せな自分」をいっぱいイメージしたり実践したり、「私は十分頑張った」、「彼のためにここまでよくやった」、「もう許されていい」など、自分にをたくさん声をかけてあげてみてください。


(もしご存知でない方のために、お師匠の本ものっけておきますね)




では、今日はこの辺で。こってりのつもりが、読み返すと意外とあっさりだったかなぁ…?

ともあれ、ご参考になれば幸いです。

どうかいい方向にゆきますように。

******

お知らせ配信中★

友だち追加

タイトルとURLをコピーしました