彼の二股発覚から冷静になれず、喧嘩の毎日が苦しい(しっかり者がハマりやすい罠)
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皆様こんにちはー!
アラサーからの結婚に向けた恋愛、再婚向けの恋愛を研究している心理カウンセラーのすずきゆうこです。
本日は、ココロノマルシェのご相談に回答したいと思います。
根本裕幸師匠の「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラーがオンライン上でご相談にお答えするシステムです。
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付き合って3年、同棲して2年の彼の二股が発覚してから、泣いたり怒ったりを繰り返していて、ずっと冷静でいられません。
彼からは、二股は同棲前のことで、いまはないとのことだったので、まずは気持ちが落ち着くまで少しずつ話をしながら、頭の中が整理できた時点で、どうするかを決めたいと伝え、それまでは信用を取り戻すための行動を示すということでおさまっていました。
それが、少しずつ話をするうちに、矛盾点がたくさんあり、結局は同棲してからも関係があったことやその人への気持ちなど、正直に話してくれていないことばかりでした。
その度に、泣いたり怒ったり、罵ったりと、全然冷静でいられなくなり、それに対する彼も自分本位なことを言い出したり、開き直ったりで、話にならない時間を経て、最後には彼が我に返り、謝ってくるの繰り返しです。
彼は、相手の女性に連絡し、好きではなかった、遊びだったと伝え、二人の女性が傷ついた姿を見て、今さらながら悔いている様子ではありますが、元々の性格から、人に怒られたり強く言われたりすると、冷静でなくなり、我を通してきます。
いま、毎日のように話し合いから喧嘩になり、それでも毎日顔を突き合わせる状況の中で、別れたほうがいいと頭で分かっていながら、そこまでたどり着きません。
相談できる人もおらず、何をどのように考えて、気持ちの整理をつけていけばいいのか、本当にできなくて困っています。
お互いに頼れる場所もなく、即座に同棲を解消することが難しいことも、足かせになっているのかと思います。
また、これまで彼の嘘で傷ついた分、挽回してほしいという、自己中心的な考えの自分もいます。
長くなりましたが、自分の本心の結論に行きつくための、頭の中の整理の仕方、冷静さを取り戻す方法、彼とも冷静に話し合うには、どうしたらよいのでしょうか。
(シロさん)
シロさん
こんにちは。ご相談文拝見しました!
状況は違いますが、私も自分の離婚問題が浮上した時に相談できる人がおらず、外では何事もなかったかのように過ごしていたので、かなりキツかった記憶があります。
なので、まずは、シロさんがココロノマルシェにご相談をするという選択をされて、良かったなと思いました。
自分の本心の結論に行きつくための、頭の中の整理の仕方、冷静さを取り戻す方法、彼とも冷静に話し合うには、どうしたらよいのでしょうか。
このような状況の渦中にいるのは苦しいので、スピード感を持って何もかも整えたい所ではあるものの、急いでどうにかしようとしないのも本心を探すポイントだと考えています。
ご相談文を読んで、シロさんは、今まで物事をしっかり自分で考えて自分ちゃんと決めてきた方なのかなと感じました。
だからこそ、
本心が分からない自分
決められない自分
別れた方がいいと思うのにそうできない自分
冷静にいられない自分
このような今の自分自身に対して、まずは「今はそれでもいい」と言ってあげて欲しいのです。
できない自分を力技でどうにかしようとし始めると、それはそれでまた苦しいので、彼にも自分にもイライラが募りやすくなってしまいます。
ずっとこのままということはありませんし、信じられないかもしれないのですが、今の状況は、問題を越えた先に行くための通り道としては順調ですから、
「大丈夫、今はそれでいい」としてみてください。
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これまで彼の嘘で傷ついた分、挽回してほしいという、自己中心的な考えの自分もいます。
自己中心的とおっしゃっていますが、私から見たら、ごく自然な感情だと思います。
この時期の海に沈めてもおかしくないと思いましたよ(えっ)
それまで彼を信じてやってきたわけですし、それを長らく裏切られていた、ということが分かれば、それは怒りますよね。
この辺りの気持ちの整理をしつつ本心を見つけるために、いったん、一般論として、
(1)彼に向く怒りなどの感情
(2)自分に向いている感情
という2つの視点を使うといいと思います。
この辺を整理していくと、自ずと進む方向が見えてくるかと。
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(1)彼に向く怒りなどの感情
先ほどお伝えした通り、彼に対して「挽回して欲しい」とか「ムカつく」とか「許せない」などの気持ちを持つこと自体は自然のことです。
感情に振り回されて冷静でいられないのはなんだか嫌だなと感じるかもしれないのですが、
今のシロさんには怒りという感情が「必要」な状態
と解釈していきます。
「苦しいから我慢しよう」とか、いきなり「許そう」などと頑張るのは得策ではないです。
あとから発酵したイライラが出てきて、怒りたくないのに爆発するなどという火種になったりします。
感情は必要が無くなれば自然と収まりますから、
今は、「彼を責めたり感情をぶつけるなどしなければやってられないくらい辛いんだ」という風に捉えてみてください。
なので、逆を言えば、たとえ彼が誠実な対応や説明をしたからといって、この気持ちが収まらない可能性もあるということです。
彼が何をしようと、シロさんに「彼に対して怒っていないとやってらん状態」が続いている場合、やぱりヒートアップしちゃうんですよね。
浮気の理由の本質についても、実は彼もちゃんとは説明できないと思いますし(誰しもがそうだと思います)、説明できたとしても言い訳にしか感じられないもんじゃないかなぁと思うので、
話し合ったとしても、こっちがイラつく言葉や嘘(彼なりの悪あがき)しかなかなか出てこないのも仕方ないかなと感じています。
その度に、泣いたり怒ったり、罵ったりと、全然冷静でいられなくなり、それに対する彼も自分本位なことを言い出したり、開き直ったりで、話にならない時間を経て、最後には彼が我に返り、謝ってくるの繰り返しです。
今は冷静になれなくても大丈夫です!というよりも、怒るもの悲しくなるもの泣きたくなるのもOKだから無理しないでください…!
今の状態は、「浮気をされたことで傷ついたシロさん」と、「浮気することでバランスを取る必要があった彼(言い訳っぽくてムカつきますが)」の間に、
2人がお互いに持っている「申し訳なさ」と「なんでこんなことに!」が行き交って喧嘩となっている状態だと感じます。
言い方がちょっと悪いかもしれないのですが、「責任を押し付け合っている」という風にも言えます。
「この状況で、責任が自分にも?!」と直感的に思われるかもしれないのですが、そういうことではなく、「無意識にそう認識している自分がいる」というのが一番のネックになります。
という訳で、(2)に進みます。
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(2)自分に向いている感情
芸能人などの浮気や不倫の話題から分かるように、浮気って一般的にはやった側が全責任を持つようなイメージがあると思います。
だからこそ気付きにくいのが、彼に対するイラつきのもう一層下にある、浮気をされた事実を通して、自分に対して向く感情です。
自覚することがなかなか難しい部分もあるのですが、例えば、
「私がああしなかったから悪かった」
「私がダメなヤツだからだ」
「私に女としての魅力が無いからだ」
などと感じている自分が隠れている可能性があります。
「なんでこんなに気持ちがおさまらないんだろう…」と感じる時って、浮気発覚が「あくまで元々深い所あったそれらの感情が浮上してくる原因だった」という風に考えることも出来ます。
(1)で「彼に怒らんとやってられん状態」の話をしましたが、「彼に対して冷静になれない」違和感や嫌悪感以上に、
自分を攻撃したり、自分に対してめちゃくちゃ怒っている感覚の方が、人間にとってははるかに辛いんです。
浮気をされた上に、自分が自分に発している言葉とはいえ、
「お前が悪いんだ」
「お前に魅力が無いからだ」
「お前がやらなかったからだ」
「お前ができないからだ」
「お前はその程度の価値しかないんだ」
「彼が浮気したのもお前のせいだ」
なんて、まともに感じたら辛すぎるんですよね…。
だから、そういう気持ちを意識しないように、無意識のカモフラージュとして、「彼に対して怒る」という手段を使うことがあるんです。
また、彼からの嘘に対して傷つく時、彼の発した言葉が、「自分が自分に向けて発している思いの裏付け(そう扱われても仕方ない)」のように自動的に認識してしまい、
全部一緒に受け止めてしまっているので、嘘をつかれたことの苦しさ+αになっちゃう、みたいなイメージです。
一人で踏ん張ってきた人ほど、相手に怒っている以上に無意識に自分の責任にしようとしてしまう部分があります。(責任感が強いゆえです)
だから、ゆっくりでいいので、彼に対して純粋に怒っている感情と併せて、でかい怒りで隠す必要があった、自分への思いにも目を向けていただけたらいいなと思います。
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ここで少し整理してまとめます。
(1)彼に向く怒りなどの感情
これについては、(2)で説明した通り仕方ない部分でもあるので、ちょっとの間だけ「付き合う」という方向で考えてみてください。
ただ、自分の内側にため込んでいるとしんどいですし、彼にぶつけても彼からまた何か返ってきてしまうので、自分自身で消化するようにしてみるといいと思います。
例えば、
紙にひたすら気持ちを書きなぐって彼に見つからないように捨てるとか、
シロさんにとっては抵抗があるかもしれないのですが、信頼できる誰かに辛さを話してみるとか、運動や家事で発散する、など
そんな方法で付き合ってみるのがお勧めです。
そして、(2)自分に向いている感情ですが、もしそういう感覚があるなら、お一人でできるライトな所からいくと、自己肯定感を上げる方向で動くが良いかなと思います。
彼の言葉や自分へのネガティブな思い込みを、ダイレクトに受け止めないようにするためです。(ダメージを受け続けてしまうので)
具体的には、人として、女としての自分の価値や魅力を書き出す、今までの人生で一番頑張った時のエピソードとそこで得たものと助けてくれた人を書き出す、など。
その他としては、好きなことや楽しいと思えることをして過ごす、美味しいものを食べる、良く寝る、なども大事だと思います。
「怒り」の感情があると「罪悪感」を持つようになりますし、「罪悪感」があれば「怒り」も持ちます。それは、どういう背景があろうと、彼もシロさんも二人とも同じなんです。
現状、二人分の表面的な思いとその下の隠れた感情が拗れているので、「これは彼のもの」、「これは自分のもの」と分けていくと整理が早く進むと思います。
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彼に対してや自分に対して覆いかぶさった感情も落ち着いてくると、どうしたいかも自然と見えてくると思います。
決めるということについても、白黒はっきりさせるとか、どれかの案を通してそれ以外の案を差し戻す、という感覚よりも、
色んな方向を向いた自分がいて、それらの自分たちが相談した結果、
「この方向ならどういう結果でも受け止められる」
と決意が決まった、みたいな感覚がいいんじゃないかな、と感じています。
まずは、表に出ている感情を整理して、少しづつ深い所へ掘り下げていってみてください。
最終的にちゃんと進む方向も決められると思いますし、どういう選択をしても、自分を幸せにする力は誰しもに備わっているので、大丈夫です。
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ここからはご質問とずれるので、お節介になってしまうかもですが、シロさんにとってきれいに収まれない状況があるということは、
それだけ今まで一人で踏ん張って色々なことを抱えてなんとかやってきた部分がたくさんあったんじゃないかな、と勝手ながら感じていました。
収まれないものを今まで整えながら(抑圧しながら)やってきた、という見方もできるかなと。
「より自分らしい選択をしたい」、というのであれば、抑圧していたものの本質、つまり、「本来の自分の姿」を拾っていくことも個人的にはいいと思いました。
抑圧した部分、つまり、嫌いな自分や人に見せたくない自分、修正したり律した部分などは、生まれ持った才能が裏にあることも多いと言われています。
「突出していたり人と違う分、うまく扱えなかったり欠けていると認識して、最終手段として切り捨てた」というイメージです。
きれいには収まるものの、形を変えた分だけ苦しさも感じるんですよね。
もし、その辺も興味があったら、今まで我慢してきたこと、という部分を解放するようなイメージで、自由で活き活きした自分を想像して、現実とのギャップを少しづつ埋めていく、
というのも決められる自分になる一つのポイントかもしれないです。
では、いったん以上になります!
記載いただいた状況から推測しながら書いたので、もし的が外れていたらごめんなさい。でも、ご参考になれば幸いです。
ありがとうございました。
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