性の不一致的問題が教えてくれたこと

ゆうこの実体験ブログ

性の不一致的問題が教えてくれたこと

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セックスって大事なんだなぁ…

って思ったのは、心理学をかじるようになってからだった。


10代から20代半ばまで、パートナーとの間で起こる性の問題に関心が無かったというか、あんまり向き合いたくなかったんですよねー。

自分にそういう欲があることや、セックスを楽しむってことに対する嫌悪感がなんとなくあって、性に関しては潔癖寄りの規制を自分にかけていたと思います。。。


心理学をかじって、自分の中にある生理的な部分とか、セックスを楽しむという価値観も許せるようになって、そっち方面も充実させたいな~と思うようになったんです。

自由を縛る枷が緩まったことは喜ばしいね。


一方で、元夫にセックスを拒否されるようになってから今まで、

パートナーシップにおいてセックスが大事な要素の一つになるってことが分かったからこそ、

「パートナーがいるのにセックスが無い」

ということが自分の中で死活問題になってしまって、なかなかに自分を苦しめたなぁとも思う。


自分が幸せかそうでないかよりも、セックスレスの定義(夫婦間で月に一度も性の営みをもたなかった場合)に該当していないかの方が大事だったんです。


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今の彼と付き合って、色々あって、彼はセックスが無くても平気になっちゃってから早数年経っていることを知り、

こちらから声をかけてようやくセックスが月に1回あるかないかの生活にヤキモキしていたのが数か月前のこと。

※今付き合っている彼氏(メガネさん)との出会いなどはこちら


セックスのすれ違いについて、彼は真剣に受け止めてくれていたし、セックス以外で愛情表現をたくさんしてくれているから、頻度に関心が向きにくくなったのはありがたいことだったなと思う。


しかし、疲れや年齢を理由に「しない」ことは仕方ないと思いつつ、やはり不安とか寂しさが拭いきれないのは正直なところ。


はあ。

溜息が出る。


こんなに大事にしてくれているのに、なんでこんなに足りないって感じちゃうんだろう。


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女から誘うのもまた乙なお作法と聞いていた。

だから誘ってみたけど、またダメだった。


「明日はしようね」

って言われたけど、前に2回くらいすっぽかされているから期待しちゃダメって知ってる。


守れない約束なんてするんじゃないよ、と思ったから、

「疲れてるだろうし、無理しなくていいよ。絶対じゃないでしょ」って言っちゃった。


罪悪感は感じて欲しくないと考えて喋ったつもりだったけど、言った後に、いやこれじゃぁ逆効果じゃん、と思った。


逆効果な上に、本音じゃないし私がツラくなる選択だ。

故に、結局どっちに合わせてもどっちもツラくなるやつ。


言いたいことがあっても、うまく言葉にできない。

重い空気が彼との間に壁を作っていく。


これ以上喋っても墓穴を掘りそうだったから、不安そうに寄り添ってくる彼を横目に、受け入れも拒絶もせず寝た(我ながら面倒なタイプだなと思う)


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どうやら、セックスの頻度と自己価値の評価が連動しちゃっていたみたい。女としての自信は本当に持てていないな~と自覚している。


だから、彼から女として求められているかどうかに頼らざるを得ないんだろうな。

自分のことを、女として受け入れて扱えていないんだろうな。


どうしたらいいかな。

どうしたらいいか。

女としての自信…。自己充足…。めちゃくちゃ感情が拒否してくる。嫌になるなほんと(笑)


けど、そう言えばなんでこういう悩みをいつも一人で抱えてたんだっけ?

結論を出すまで黙っているのはなんでだっけ?


彼に伝えていたのは氷山の一角程度。あんまり人にも相談はしてない(むしろこういう時こそカウンセリングだろうが)


はたと気付いて、「別に、『理由はさておき結構しんどい状況』って彼には言ってもいいんだよな」と思いついた。

これでいいのかは分からんけど、ひとまず、彼に頼らせてもらおう。(そしてカウンセリングも使おう(笑))


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朝目覚めたら、彼に、

「昨日はごめんね。ゆうこちゃんのこと、女性として魅力的だと思っているよ。それは本当だよ」とハグもセットで言われた。

勘が良くて助かってるよ。ありがとよ。


そして、こちらからも謝った。

「真剣に悩んでしまっているけど、でも振り回してしまってごめんね」と。


どっちも悪くないから。

今の彼の状態も、考え過ぎてドツボにハマっていく今の私も。


セックスにおける折衷案を、私は知らない。

お互いが傷つかずに、どちらかが我慢せず、頑張らず、でも幸せを感じられるスキンシップの具体的な引き出しもない。

自分の体や相手の体の扱い方も、実はよく分かってない。

セックスについてのコミュニケーションの取り方もよく分からない。

というか、自分がここにこだわる理由もまだ紐解いてない。


だから、

「どうしたらいいか分かんないんだよね。色々、分かんないや~(笑)」

と言ってみた。


「俺も、分かんない」

って返ってきた。


二人とも迷走してたのが笑えた。

分かんなくてもいい、それでも大丈夫。

不思議と、それだけで満たされた。


「メガネさんは、何を考えていたの?」

「俺は、疲れたってならないように二人の時間をどうやって作ろうかなって。一日の時間の組み方を変えようかなと思ってた」


やっぱり、メガネさんも一人で考えてたんだ。


「メガネさんは、いい彼氏だな~(笑)」


「ありがとーう。ゆうこちゃんも、いい彼女だよ~!」


何も解決してないし、何も分かんないのに嬉しい。

すごく嬉しい。


こんな話をしていたら、やっぱり私にとってはセックスだけが大事なんじゃないんだろうなと感じた。



好きだから、自分のことも彼のことも大事に愛したい。

好きだからこそ、たくさんコミュニケーションをとって分かち合いたい。

性の不一致的問題って言うより、自分との不一致的問題の方をどうにかしたい(笑)


少しだけ心が溶けたことが嬉しかったから、記録に残しておこう。


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