こんにちは。すずきゆうこです。
この間、根本師匠の新刊が出たましたね。
そう。
Amazonで予約をすると特典がもらえると聞いたので、根っからのオタク気質な私は秒でそっちから注文しました。学生時代、好きな漫画は初版、かつ、特装版は絶対に逃さなかった私は特典というワードにめっぽう弱いのです。
まんまと釣られましたわ。悔しいのう。
からの先日。
「そう言えば発売日過ぎてね?私持ってないぞ」と思ったら、ポストに投函されていました。
ステルス発送だったか。なるほどな。
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そして本日は、恋愛特別企画でいただいた質問にお答えしていきたいと思います。ご質問という名の宿題をくださり、ありがとうございます!
今回は、いきなりご質問へGO。
必要か?ということについては、私としては、「絶対ではない」が回答ですかね…。
心の引っ掛かりを取ったり傷を癒して身軽にしよう!というのが目標なので、感情を解放するという意味では、対話的なセッションでもいいかもしれないですし、一人でやるなら書き出しでもいいかもしれないです。
ここ最近、その辺りに関しては、クライアントさまの好みを伺ったり、やってみてフィードバックをいただきながら、地道にトライアンドエラーで進めるが良さそうだと感じるようになりました。
まだまだ勉強不足なので、引き出しを増やしたい…。
「頼れない」の問題点
では本題!
「頼れない」という問題は、「ネガティブな自立」によるものが根っこにありそうだ、と考えます。
ネガティブな自立では、「頼ってもどうにもならない」、「自分一人で頑張らなければ」、「助けを求めても辛いだけ」といった気持ちが背景にあり、傷ついた分だけ自分を守るために一人で生きていけるようにルールを作っていくようになるのです。
そして、守りのルールを持った状態になると、パートナーと主導権争いをしたり、親密感の恐れが出たり、愛情を受け取れなくなったり、といった現象が出てきます。
なので!
個人的には、「頼れない」というのは結構根深い問題だなぁと思っています。私もかなりの頑固者なので、この辺りは自覚ありです。痛い。
「頼れない」の由来と、「母に似ている」ということ
ネガティブな自立というのは、依存時代に傷ついた出来事が原因になっていると考えます。
なので、依存時代、つまり、子ども時代の家庭環境や親子関係にパンドラの箱が眠っているかもしれないのです。
そして、「恋人などに怒ってしまう嫌な自分は、母の嫌な所にそっくり」とありますが、「怒ってしまう私」は「自分自身に怒っている私」だったり「傷ついた過去の私」の声であることが考えられます。
パートナーは鏡と言うように、身近な分だけ自分になっていきます。自分に対して厳しく厳しく自立してきた分だけ、パートナーにも同様に接するのです。パートナーに怒っているということは、それだけ自分を攻撃している自分がいるかもしれません。
また、「私はこんな風に傷つけられたんだ。だから分かってよ。」というメッセージの場合もあります。自分が傷ついた時と同じことをパートナーにすることによって、痛みを分かってもらいたいというものです。あまりに痛い思いをしてきたということに対して、気持ちに蓋をして自分を律して頑張りすぎているのかもしれません。
こういう、自分でもついやってしまう行動については、心の仕組みが腹落ちしていない状態だと自分でも何故そんなことをするのか分かりませんし、こんな私は嫌いと思っても致し方なしだと思います。とてもしんどい。
でも、嫌いだった自分の背景にこういう事実があるとしたら、ずっと一人ぼっちで自分にすら見放されて辛い思いをしているもう一人の自分がいるとしたら、どうでしょうか。
まずは、そんな自分がいることに気付いてあげて欲しいなと私は思うのです。だから、カウンセリングの中では、例えばインナーチャイルドワークで癒したり許したり、本心に気持ちに気付いたり、といったことができたらなぁと思っています。
また、その先に「母を許す」、「手放す」というプロセスが出てくるかもしれません。
自立から相互依存へ
師匠ブログでもよく出てきますが、頼れるようになる、つまり、自立を手放すポイントは、感情や直感、受け取るなどを象徴する女性性を使うことです。抑圧していた自分のいい所も出てくるようになり、一石二鳥。
セルフでも出来そうな方法を師匠ブログ過去記事から集めてきたので、できることリストとしてまとめてみます。
(その他詳細については、冒頭の師匠の新刊を読んだら早いのでは…と思ってしまった)
準備として、観念をチェックしてみる
自立するために作ったルールがどんなものなのか、そのルールは何を恐れているのか、それは事実なのか、ということを確かめ気付くだけで、手放しがぐっと楽になるとのこと。
「人に任せるとどうなる?」、「人に頼ったり甘えたりするとどうなる?」、「弱い自分を出すとどうなる?」、「寂しさや孤独感を認めたらどうなる?」、「もし大事にされたら自分はどうなる?」、などの質問に対してどういうふうに自分が感じているかを掘り下げていくとネガティブな感情が出てくるかもしれないのです。
そして、それって今の環境やパートナーで本当に起こること?とチェックしてみるブレイクスルーが起こるかも。
自己肯定感からのアプローチ
コントロールを手放して身を委ねられるようにする準備として、今の自分のありのままを肯定することがテーマになってくるとのこと。
出来ることとしては、「私が私で良かった理由」、「私が誰かに貢献できること、与えられるもの」リストを作る、です。
「私が私で良かった理由」をひとまずやってみて、最近は意外と短所を長所として見れるようになってきた自分がいて嬉しい限り。
例えば、「ズボラでゆるくてかわいい」とか、「掃除苦手だけどそこが何とも言えずかわいい」とか「甘えられないのがツンデレっぽくてかわいい」、とか、まあ大体かわいいと言っておけば概ねOKとやまだようこさんと話していて教えてもらった。最高of最高。
ネガティブな感情を思い切って受け入れる
自立にいる人は、感情の抑圧をするようになります。
なので、感情をちゃんと感じてあげる、受け入れるというのも大事だそうです。
例えば、嫉妬や怒り、悲しみ、寂しさ、孤独感など、自分の感じている感情に寄り添うことをしてみると良いと思います。「今こういう感情を感じているんだな」と客観的な自分を一人置いておくような感じです。
そこから、「頑張ったやん」とか、「辛かったなぁ」と自分を労ってあげられたら尚よし。
これは、神さまの視点とも言われております。心には優しい神さんや女神さんを置いておこう。
思い切って甘える
これは、「素直になる」と同義だそうです。
欲しいものを欲しいという、してほしいことをお願いする、「嬉しい」や「楽しい」などの感じていることをそのまま伝える、好きなものを好きと言う、そして、素直になれないことに素直になる、など。
「素直になれないことに素直になる」というのは、例えば、「素直になりたいけどうまくできないんだ」などということを相手に伝えることだそう。
なかなかの切腹案件も紛れておる。なので、最初はパートナーを喜ばせるために「演じる(与える)」という所からスタートすると、そのうち演じなくても自然にできるようになるそうです。
負けを認める
もう一人で頑張らなくてもいい、もうその武器を下ろしていい、鉄壁で守らなくていい、ということを自分に教えてあげるという方法です。
自分に対して、「もう頑張らなくてもいいよ」、「もう限界だよね」、「もう本当は頑張りたくないよね」、「全然大丈夫じゃないよね」、「ずっと寂しかったよね」と伝えてあげ、白旗を上げて、傷ついた自分を労ってあげて欲しいなという。
今あるものの価値を受け取る
感謝をすることは、自分を自然体で豊かな方向に持っていってくれます。
身近な物、パートナー、家族、なんでも、感謝の思いを持つことで価値を受け取っていくと、ネガティブな気持ちが自然と落ち着いていく不思議です。
個人的には結構手軽だし好きな方法。
ひとまず以上!
参考
- 自立からその先の相互依存に向かうカギは“女性性”である。(根本裕幸オフィシャルブログ)
- (3/18)自立から相互依存へ(同上)
- 自立系武闘派女子の「甘え方」について(同上)
- 親密感への怖れ~近づきたいけど怖い。自立の恋は必ず葛藤が芽生えるもの~(同上)
- ロックマン(ロックウーマン)をどうしたら卒業できるのか?(同上)
- ロックマン&ロックウーマンの作り方~自立すればするほど自分自身が分裂する~(同上)
- ドーナツ女子のリハビリ法~距離が近づくと途端に関係を切りたくなるロックウーマンの対処法~(同上)
お礼
今回も相変わらず自分に刺さる痛い話であった。
今の私にはまだまだ引き出しが少ないので、整理になって良かったです。相互依存目指して頑張ろう。
それでは今日はこの辺で。ありがとうございました!
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