自分から好きな人と距離を置くことを決めたのに、連絡を取りたい気持ちが消えません(愛情深い女のサガなのかもしれない)

お相手との関係

自分から好きな人と距離を置くことを決めたのに、連絡を取りたい気持ちが消えません(愛情深い女のサガなのかもしれない)

*****


自分から連絡を絶ったのに…という葛藤は、愛情深い女だからこそのものなんです、多分。

暴れている感情を整理しつつ、自分を攻撃する感情から距離を取って、

自分がいかにイイ女であるか、という議論をご自分の中に巻き起こしてみられるとよいかもしれません。

*****

どうも~、カウンセラーのすずきゆうこです

ココロノマルシェのご相談に回答したいと思います。

ココロノマルシェとは

根本裕幸師匠の「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラーがオンライン上でご相談にお答えするシステムです。

******

自分から好きな人と距離を置くことを決めたのに、連絡を取りたい気持ちが消えません

長年に渡り友人関係(たまに微妙な空気になりつつも基本は健全な関係…)にあった好きな人に対し、自分から距離を置くことを決めました。数か月前のことです。

理由は3つあって、
①相手に彼女ができたこと(彼女がいる人に用もないのに頻繁に連絡するのは私の倫理観にもとるし変な争いの火種になりたくないから)
②彼に彼女ができる可能性は前々から理解していて、それでも友人として祝福できると思っていたものの実際その状況になったら予想以上にしんどく(特にこの1年は仲良く過ごせていたと思っており、それでも明確に他の女性を選んだという事実はだいぶ重かったです)、近くでその話を聞き続けることは無理だと判断したこと
③彼女ができたと私に自分から伝える気は一切なかったこと(話の流れで偶然知りました。男友達には伝えていて、話を聞く限りでは会わせてもいるのに、私は友達としてすらその程度の存在で、結局私から好かれているのが気持ちよかっただけなのかなと思いました)

自分の中での比重は③が一番重くてその次に②、①という順番です。
③に関連して、ここ数年は話の節々で私を対等に見ていないな、ないがしろにされているなと感じることも増えていました。
とはいえ「なんだかんだで彼も私のことが好きだろう」という謎の確信をいまだに持っており、そのないがしろも一種の甘えから出ているものだと理解はしています。
それでも私の中で、彼女でもないのに甘えだけ許容しろといわれても受け入れられませんでした。

彼と私では恋愛に求めるものが真逆(彼は肉体の充足が大事、私は精神的な繋がりが大事)で、私が欲しいパートナーシップは、少なくとも今の彼とは築けません。
ただそれ以外、仕事に対する彼の考え方や向き合い方、他人におもねず自分の考えを表明できる強さや聡明さ、何か大きなことをやってくれそうなバイタリティを尊敬しており、恋愛的にはしんどいけど近くで見ていたかったのです。
それが、今回の件で天秤が逆に振れてしまいました。

私の引っ越しに伴ってこの春から物理的にも新幹線の距離になったこともあり(引っ越しの直前に、彼女ができたことを知りました)、いい機会だし精神的にも距離を置こうと決めました。
自分からは連絡せず相手から来たLINEにも塩対応していたところ、彼も何かしら察したようで(せいぜい①か②に思い至った程度で、③に関しては気づいてすらいないと思いますが)完全に連絡が途絶えて約2か月経過しました。

自分の思い通りになったというのに、ここにきて彼に連絡を取りたくてたまりません。

春から始めた新しい仕事がまだあまりうまくいっていなくて相談したかったり、
③の理由について全部ぶつけてスッキリしたかったり、
そもそも彼からLINEが来ないことで「やっぱりその程度の存在だったのか」と思ったり、心が忙しいです。

歴代彼女ともすぐに半同棲みたいな状態になっていた彼です(今の彼女とも)。
物理的な距離が離れることで、彼とどうこうなる可能性が0になることはわかっていながら私は引越しを選びました。
そのこと自体は後悔していません。やりたい仕事でしたし。同棲もできるタイプじゃないし。

ただ、一人で引越しを決めた後に彼に決定事項として報告し、その直後に彼に彼女ができたこと(その数か月前にはしばらく彼女はいいわーと言っていたにも関わらず)で、私がいなくなるのが多少なりともショックだったのかな、とも考えてしまいます。
自分に都合のいい考えだとわかっていますし、そんな未練がましい自分も嫌ですが。

喧嘩して別れたわけでもないので、私がしれっと連絡すれば恐らく元の関係に戻れます。
連絡を絶っていた理由もなんとでもつけられるでしょう。一生縁を切りたいわけでもないのです。

とはいえ私が本当に求めているのは、
私の②や③の気持ちを伝えることで彼が変わって(素直になって)くれて、私と一緒に幸せになることなんだと思います。そしてそれは私の勝手な期待です。

連絡したいという自分の感情を理性で押さえ、今日も送らずに済んだ、週末までは頑張ろう、などと考えています。
結果的に毎日彼のことを考えているわけで、最近は夢への登場回数も増えてきました。
SNSは繋がっていないので、この2か月は本当に動向が不明です。

客観的に見て、まだ連絡してはいけない精神状態だと思います。
長文になってしまい恐縮ですが、気持ちが楽になる・落ち着く方法などありますでしょうか。

(メイさん)

メイさん

はじめまして、すずきゆうこといいます。

ご相談拝見しました。

投稿されてからまだ間もないかと思いますが、現状はいかがでしょうか。

お声掛けしたいなと感じたので、回答しますね~


*****

すみません、最初は読みながら感じたことをつらつらと書かせてもらうので、ちょっと引用が多くなります。

分かりにくかったらごめんなさい。


自分から好きな人と距離を置くことを決めたのに、連絡を取りたい気持ちが消えません

この矛盾はしんどいですよねー…

頭と心がバラバラになっちゃってる感じでしょうか。


③彼女ができたと私に自分から伝える気は一切なかったこと(話の流れで偶然知りました。男友達には伝えていて、話を聞く限りでは会わせてもいるのに、私は友達としてすらその程度の存在で、結局私から好かれているのが気持ちよかっただけなのかなと思いました)

自分の中での比重は③が一番重くてその次に②、①という順番です。

③に関連して、ここ数年は話の節々で私を対等に見ていないな、ないがしろにされているなと感じることも増えていました。

①~③は全部ショックはショックだったけど、彼女ができたことより、③の要素が一番重かったんですね。


「対等に見られていない」、「ないがしろにされている」と感じられていたとのこと、

でも、後でも記載してくださっている通り、彼にはそれを伝えてはいないんですよね。


メイさんはかなり我慢強いタイプとお見受けしました。

一方で、(ここではすごくいい意味で)女王様っぽい匂いも感じるんですけど、ご自分ではどう感じますでしょうかー?


とはいえ「なんだかんだで彼も私のことが好きだろう」という謎の確信をいまだに持っており、そのないがしろも一種の甘えから出ているものだと理解はしています。

彼がメイさんのことを好きなのは、私も、確かにそうかもな~と感じました。

ただ、おっしゃる通り、好きの種類がどうやらちょっと違うというか…、彼、ほんとムカつくなぁ(えっ)


それでも私の中で、彼女でもないのに甘えだけ許容しろといわれても受け入れられませんでした。

これ!ほんとそれ!!!

受け入れられない、というのは必要な拒絶ですよね。


彼と私では恋愛に求めるものが真逆(彼は肉体の充足が大事、私は精神的な繋がりが大事)で、私が欲しいパートナーシップは、少なくとも今の彼とは築けません。

彼と自分の求めるものが違う、こちらも、意識に上がってきているのはすごく大事だと思いました。

私も、そういうことをよく考えます。


長文になってしまい恐縮ですが、気持ちが楽になる・落ち着く方法などありますでしょうか。

そうですね、時間や新しい出来事が解決してくれる部分もありますが、

より回復できる方法を考えてみたいと思います。


*****

図を書きました。



メイさんのご相談で理由③(その程度の扱いなのか…の部分)が結構重いとのことでしたが、この辺を取り上げます。


(1)怒り

物騒なタイトルですみません。

自分が怒りっぽいせいか、怒りを扱うのが好きなんです(笑)


■私は友達としてすらその程度の存在で、結局私から好かれているのが気持ちよかっただけなのかなと思いました。

■ここ数年は話の節々で私を対等に見ていないな、ないがしろにされているなと感じることも増えていました。

■そもそも彼からLINEが来ないことで「やっぱりその程度の存在だったのか」と思ったり、心が忙しいです。


もし彼に対して怒りたいポイントがあるのなら、たくさん怒っていいと思います。

「私ってその程度?」が自分の中に沸いているのに、ぶつけ所がなくて自分の中を駆け巡って暴れているとしたら、とてもしんどいです。


彼にサンドバックになってもらうのも勿論ありなんですけど、一応カウンセラー名乗らせてもらってるんで、こんな方法をおすすめします。


誰か信頼している人にただただ寄り添って聞いてもらう、

「そう感じるのはしんどいよね」と共感してもらう、

紙にひたすら気持ちをぶつけて書きなぐって捨てる(お恨み帳)、

なんでやねん!と声に出してみる、

怒りのエネルギーを別の活動(趣味や仕事や家の掃除など)にぶつける、

クッションなどの安全な物に殴る蹴るの暴行を加える、

海や山に向かって叫ぶ、

等々、


とにかく、まずは発散を意識されるのが良いと思います。


怒りの下には自分が苦手としている感情、感じたくない感情がある、と言われていますから、

発散していると、そういうものも少しづつ顔を出してくるかもしれません。

抵抗があるかもしれませんが、でも、そこに自分で寄り添ってあげると、すごく安心感も出てくると思います。


悲しさや寂しさが出てくれば、一緒に泣いてあげてください。

彼を好きだった自分が出てきたら、よく頑張った、あんだはいい女だぞ、と褒めたたえてあげてください。


(2)無価値感、自己否定

さっき書いた図の(2)について。

無価値感や自己否定があると、なんか不快、体が重い、やる気出ない、みたいな感じを作るイメージがあります。


今の彼との関係性やこの状況から、「自分ってこの程度なんだ…」を導き出し、

それでも「いやいやそんなことない!」と思いながらも、

「でもお前はその程度なんだよ」、「お前を大事にしてくれる人なんかいないよ」と頭の中で囁いてくるやベーのが出てきたりしたら、

もう心はめちゃくちゃです。

めちゃ疲れます。


なのでこの辺も、もしかしたら悪さをしてるかもなと感じました。


ここでは、彼どうこうとは横に置いて、

今のこの状況から、「自分ってこの程度なんだ…」を自分が導き出していること、

彼に雑に扱われたことで、「心の痛み(無価値感や自己嫌悪)にハマる私がいる」にフォーカスします。


この癖を脱すると、例えば今のこの状況でも、心の痛みに入りにくくなる、もしくは切り替えが早くなる、もしくは彼を処刑するなどの選択がとれるので、ダメージが減ります。(みんな処刑しないもんなの…?(不安))


そして、ここからはちょっと情報が無い中で私の妄想も入ってくるので、違ったら「ちげーよバーカ」と思ってもらって大丈夫なコーナーに移りますね~。


恋愛的にはしんどいけど近くで見ていたかったのです。

これって、すごく献身的な姿勢で、

「見ていたかった」は、もしかしたら、ただ漠然と見ているだけでなく、

「彼を支える」、という意味で、色んな「与えること」が含まれている気がしたのですが、いかがでしょうか。

彼に、どんなことをしてあげたかったのでしょう。


「温かく見守る」、「傍にいて励ます」、「癒す」、などなど、もっと具体的なものもあるかもしれません。


これってなかなかできることじゃないよなぁと思ったのです。

ご自身では、「ああこれはすごいことだなぁ」とか、「めちゃくちゃイイ女だなぁ」っていう感覚は湧きますか?


自分の思い通りになったというのに、ここにきて彼に連絡を取りたくてたまりません

とはいえ私が本当に求めているのは、私の②や③の気持ちを伝えることで彼が変わって(素直になって)くれて、私と一緒に幸せになることなんだと思います。そしてそれは私の勝手な期待です。

もし彼との間にやり残したことがあるとするならば、こう感じるのも仕方ないかもしれないと思いました。

それだけ、メイさんが愛したい人と言えるなぁと。


******

彼との関係や今後のことはさておき、メイさんが歴代彼に与えてきたことをリストアップして振り返るなどして、

「あれ?自分ってめっちゃいい女じゃない?」というビックリを味わって欲しいなぁと思いました。


すると、「お前なんてその程度だよ」の内なる囁きが、

「まあまあ頑張ってるじゃん」などと徐々に好意的にに変わってくる瞬間が出てくると思います。


意識的に自分を肯定的に捉える目を持つ、というのもとても良きです。


この辺は長期戦になると思いますが、後々のことを考えると、すごくいい下準備になると考えていますし、自分自身でも効果を感じたやり方です。


たとえ、「私ってこの程度なの…」と一瞬感じることはあっても、「あ、またそっちに行きそうになった、いつもの癖だ、私って可愛いわ~」と気付ければ、

「私イイ女だからな~」に戻って来れます。

イイ女なんですよほんと。


補足になりますが、ご自身の中にある「すごいこと」に対して自覚があんまり無くて、

そのすごさが分からんあまりに、本来は長所や価値である部分も自ら適当に扱い、

知らず知らずのうちに相手に搾取させてしまうことが発生する、ということがあります。


また、受け入れられないことに対して、NO!を明確に伝えることも、とてもしんどくなります。


だから、まずは自分がないがしろにされる女ではなく、大事にされるイイ女である証拠をたくさん見つけてあげる、をおすすめします。


*****

今回は、感情を整理して、心のパターンを変えてみる、という方向でお伝えしました。


少し気持ちが落ち着いてきたら、彼の処遇やメイさんの今後の幸せをイメージしたり、

メイさんが楽しく過ごせる時間が少しでも増えることを祈っています。


自ずと見えてくることもあると思いますし、いいことにも巡り合われるかと思います。


それではこの辺で。

はい、では最後にみんなでご唱和ください。

私たち、ほんとイイ女だよねー!(はあと&拍手)


※何かございましたら、下のコメント欄へどうぞ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました