【アプリ婚活】勝手に理想の人に仕立て上げられ、勝手にガッカリされてしまうことが度々あるんだけどどうしたらいい?
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アプリ事情を踏まえて男性側の気持ちを想像すると「分からんでもないなぁ」と感じる部分もあります。
が、遭遇するとちょっと面倒ですよね、、、
別に気にしなくていい場合もあると思いますし、あまりにそういったことが続くなら自分側の要因をちょっと掘り下げていい場合もあるかな?と思ったり。
基本的には、原因を探りながらついでに自分の魅力を見つけて、よりイイ女になってしまうことを目指したい(*^^*)
マッチングアプリで婚活をしています。
ときどき、ものすごく相手のテンションというか私への熱量が高くて、買いかぶられているように思うことがあります。
実際、勝手に理想の人に仕立て上げられ、会った時に勝手にガッカリされてしまったことがたびたびあります。
メッセージでは、自分自身を偽らず、よく見せようともしていないつもりなのに、どうしてこのようなことになってしまうのでしょうか。
なつみさん/ココロノマルシェより
初めましてー!
アプリ婚活経験者としては共感の嵐でした!
アプリをやったことある女子の同志たちなら、「あるある!」と感じられるのではないでしょうか?
謎に褒め称えられるので、最初はまあ、「いい印象持ってくれてるのかな~」と思っていたのに、こちらの実態がバレ始めた時に途端に冷静になられる瞬間があると言いますか(笑)
おそらく、単純に「イメージと違った」とか、「何人か候補にしている人がいて、そちらに傾いた」とか、「自分では気付いていない要因がある」など、色々な背景はありそうですよね。
ちょっと考察してみましょう。
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実際、勝手に理想の人に仕立て上げられ、会った時に勝手にガッカリされてしまったことがたびたびあります。
こちらとしては正直、「勝手に期待して勝手にガッカリされても困るんだが…」案件なんですよね。
私的には、謎の振られた感がムカつきポイントです(えっ!)
とりあえず、「ま、さらっと次に行っちゃいましょう、はっはっは」と思う次第なんですが、それにも私なりの理由があります。
追って整理します!
メッセージでは、自分自身を偽らず、よく見せようともしていないつもりなのに、どうしてこのようなことになってしまうのでしょうか。
まずは、
人間は勝手に期待する生き物だよね
という前提から考えてみたいと思います。
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現時点で、良くある一般的なアプリ婚活の流れは、
- プロフィールを見てマッチング申請をする・受ける
- 申請承認後メッセージを交わす
- タイミングをみて会う
- 会って仲良くなる
- 付き合うか考える
- 双方合意したら付き合う
- 付き合いを経て結婚
ですよね。
生活圏での出会いと大きく違うのは、初手の「プロフィールを見てマッチング申請をしたり受けたり」の所。
ここがマジのくせ者。
普段だったら絶対に接点がない人とも出会えるチャンスがあるのは、アプリの嬉しい所なんですよ。
でも、通常なら恋愛対象にならん人とも知らぬ間に接点ができちゃうこともあります。
プロフィールだけでは把握できないことだってたくさんある。
だから、「なんか合わないなぁ」という結果が圧倒的に多くなることもあり得ますよね。
でも、だとしても、みんなたった一人の生涯のパートナーとなり得る人に出会いたいんです。
アプリをやっている方ならおそらく知っている情報かもしれないのですが、
一般的に、マッチング申請を受けるのは女性の方が圧倒的に多く、男性は自分からどんどん申請しないとチャンスがないんですって。
しかも女子より課金が必要。
だから、男性は特に、最初の一歩目でだいぶ苦慮することが多いのではないかと思うのです。
心から「パートナーが欲しい!」と考えてアプリをやっている男性の中には、会う約束ができるだけでも貴重と感じる人もいると聞きます。
そういった背景を踏まえ、デートの日までに男性は何をどう感じると思います?
チャンスを大事にせねばとすごく慎重になる人もいるかもしれないし、
「もっと仲良くなろう!喜んでもらおう!」と頑張ろうとする人もいるかもしれないし、
うまくいった時のことを想像してワクワクする人もいるかもしれないし、
さらにその先の、結婚生活まで想像しちゃう人もいるかもしれないし。
「勝手にガッカリされた…」なんて場合は、上記の中だと後半部分が当てはまる可能性が高そうじゃないですかね?
お相手の「うまくいくかも…!」という気持ちが先走って、空回っちゃったのかもしれないですね。
ある種、「それだけ婚活にエネルギーを注いで真剣にやっている」なんて見方もできるかもしれません。
「ガッカリを態度に出すんじゃないよ!残念だよ!」と思いつつ、一周回って可愛くも感じてしまうような不思議…(感覚がバグり始めた)
あくまで見方の一つなので、全然違う背景もあるかもしれないですが(笑)
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たまーにこういう事態に遭遇したら、「事故った」で片づけられるかもしれないんですが、こういったことがしょっちゅうある場合は、こっちにも要因がある可能性を考えざるを得なくなります。
だからと言って悪い所や落ち度を探し始めると泥沼になっていくので、「魅力があるからこういうことが起こる」、みたいな切り口で考えたいんですよね。
実際、勝手に理想の人に仕立て上げられ、会った時に勝手にガッカリされてしまったことがたびたびあります。
メッセージでは、自分自身を偽らず、よく見せようともしていないつもりなのに、どうしてこのようなことになってしまうのでしょうか。
では、なぜ度々こうなるのかを改めて考えてみようと思います、が、
なつみさんに限って考えようとすると、正直、実際にお会いしたり、これまでの経緯や実際にあったことを追加で確認しないと詳細は分からないんですよねー…。
友達や職場の人など、身近な人から「意外と○○だね~」と言われたことありますか?
もしかしたら、共通点とか明らかな何かが分かってくるかもしれないですね。
なつみさんにおいてもとりあえず、「どこかの時点で何か違った」という事実は発生しているので、
パートナーとしての期待値が高まる要素=相手を惹きつける魅力をなつみさんが持っていて、
その魅力から相手なりの「なつみさん像」を予想で作り上げて、いつの間にか事実と乖離していった結果が「ガッカリ」になっちゃうんですよね。
(期待というのはつまり、あくまで「こうあって欲しい」という願望です)
私自身、プロフィールに元看護師で現保健師(公衆衛生に特化した看護職)と職業を書いていたからか、中には一方的で過剰ないい印象をぶつけてくる人もいたし、
当時は外見が今よりもっと地味だったので、優しそうとか大人しそうって思われたりして。
相手とのやり取りが深まっていった時に、「意外ですね」といった言葉や既読スルーと共に消えていく男子を何人か見送りました(けっ)
(看護師が白衣の天使なわけがないよね。同業の人はきっと分かってくれると思うけど、正確には白衣の戦士ばっかりだよね)
そんなわけでお相手の視点を予測してみると、例えば、
すごく柔らかくて優しそうな印象があったから家庭的だと思ってたら、意外と自立的で自由人だった、
笑顔で受け入れてくれそうな雰囲気があったのに、結構毒舌だった、
きれいでキャリアウーマンっぽかったのに、実は甘えん坊なタイプだった、
小さくて可愛らしい印象を持ったから近づいてみたら、自分より高学歴だし大手企業ででかい案件を扱う人だった、
みたいな、ある種の偏見が生んだ意外性があるのかもしれないですよね。
上記は別に、第一印象も中身もどっちも悪くないし、魅力的でかわいい女性です。
だから、勝手にガッカリしてくる人は適当に放っておけばいいと思います。
「それが私、それが素敵」でいい。
それに、「ギャップがいいね!」とか「そんな所が好き」と言ってくれる男性もいますしね。
ご自身がどういう人と出会いたいか、パートナーからどういう言葉をかけられたら嬉しいかを想像してみると良いと思います。
もし万が一自信が無くなってきてしまった場合は、身近な人や信頼できる人、自分を好いてくれている人の意見を参考に、自分の女性としての魅力と自信を固めていくといいんじゃないかなと思っています。
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そしてもう少し補足を。
マッチングアプリと同様、初めましてなシチュエーションが生じるカウンセリングの場でも、来てくださった方に対して意外性を感じることがあるんですよね。
お申込み時にいただくメッセージと実際にお会いした時の印象が違ったり、オンラインと対面とで「イメージと違った!」と感じたり。
人間は誰しも見えない部分を勝手に補完するので当たり前と言えば当たり前なんですが、おそらく婚活の場で相手が感じているものと同様の感覚なんだろうな~と思い。
カウンセリング的な視点で見ると、それが「何か隠しているような感じ」というような、直観というか、そういう風にも感じられることがあったりしてー…。
ふわふわしていて申し訳ないのですが、、、
カウンセリングを進めていくと徐々に掴めてくるんですが、この「隠しているもの」の正体が、
その人の持つ生々しい魅力
だったりします。
「最初は気付かなかったけ、より素敵な方だなぁ」と私が感じても、ご自身では意外と、「短所」とか「恥ずかしい所」だと思っておられることがあります。
失敗をしたり、怒られたり、かつて誰かを傷つけてしまったことがあったり、そんな経験が重なると、まさかそれが魅力だとは思えなくなっちゃうから、隠すんですよね。
それが深刻になった結果、今回は特に触れられていませんが、
- ガッカリされると立ち直れない程傷ついてしまう
- 誰と会っても窮屈感がある
- いいなと感じた人はいつも別の人を選んでいる
- 好きな人の一番になれない
- 遊ばれてしまう
- 気を遣ってしんどくなる
- ついつい身を削ってしまう
- 友達止まり
- 相手に振り回される
- 自分を好きになる人なんていない気がして何もできなくなる
のような問題として表ることもあるんですよね。
これらルーツには、「知られたくない自分を隠す」という心のクセや習慣が原因になっている可能性が考えられます。
習慣になっていると自分で原因に気付けなかったり、気付いていても癖だからなかなか変えられない、なんてことが出てきます。
とりあえず今すぐできることの例を挙げると、まずは無理ない範囲で
「私は誰かにとっての喜びである」
「私の存在は、周りの人たちを幸せにできる」
「私はすでに十分にやってきた、頑張ってきた」
という言葉を自分にかけてあげてみることが一つ。
これは、知られたくない自分を隠す習慣(ここでは罪悪感)を薄める言葉として書きました。
おなじみに感じる方もいらっしゃる罪悪感ですが、「私にはいっぱい短所がある」と感じている方や隠したい自分がいる方は、
「なんか申し訳ない」といった思いが言動のありとあらゆる部分に染みついていて習慣化していることがあるので、自分が幸せになることすら遠慮している場合があるんですよね。
私も、悩んだ時は手っ取り早く解決するために今でもカウンセリングを受けるんですけど、未だに自分のテーマとして「罪悪感」が挙がってくることがあって、「この問題にも影響が!」っていうのはよくあるんです。
ほんとびっくり、、、
もしさっきの言葉で、じんわり温かい気持ちを感じたりホッとする感覚があったら、それはいい反応です。
また、今すぐに何も感じなくても、繰り返し自分に教えてあげることで、ちゃんとインストールされていきます。
もし万が一、嫌な気分や抵抗感を感じたら、今はまだ無理にやらんで大丈夫です。
その理由を探した上で、また方法を考えましょ。
「こういう場合はどうなんだろう?」とか、「こういう時にどうしたらいいんだろう?」など、何か聞きたいことがあれば、下のコメント欄からでもメッセージ投げてくださいませ~!
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すずきゆうこ
カウンセラー/産業保健師/講師
離婚問題を期に、看護師から一般企でメンタルヘルス関連の業務も担う産業保健師に転職。2020年からはカウンセラーとしても活動開始。
自身の離婚や再婚の体験・メンタルヘルスの視点・心理学をベースに、恋愛や結婚を中心とした問題解決のサポートを行っている。
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