抑え込んでいる傲慢でワガママで面倒くさがりでナルシストな汚い自分の正体はグレた姫様?
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自己肯定感が大事だよねと各所で囁かれる中、
自己肯定をする癖をつけるための方法として、「自分を褒める」というのを知ることになると思われます。
癖付けだから、やっぱり習慣的に取り組むのが大事になってくるんだけど、
離婚問題に直面していた時も、恋活をしていた時も、
「うわ~なんかすごくイヤ~~~、自分じゃなく人に褒められたいわ!」となっていたのが私。
そうやって反発していたのは、
傲慢でワガママで面倒くさがりでナルシストな汚い自分。
これがまたパワフルで、こいつが表に出てきたら自分の人生が脅かされるわ!と思っていたけど、
この自分が、結構なポテンシャルを持っているとも思うのです。
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どうも~、カウンセラーの
すずきゆうこです
以前開催したお茶&プチカウンセリングの会で、
「自分で自分を褒めるのができない、人に言われたい」
というお気持ちを伺いしまして、「私も同じですよ!笑」とお話したことがありました。
よくカウンセリングや心理学のコンテンツを見てると、自己肯定感というキーワードが出てきますよね〜。
問題が起きた時も、誰といても、一人でも、どんな環境にいても、「自分で今の自分を肯定する」が大事な原則になるという。
お茶会の中の話題で出てきた自分を褒めるワークも、自己肯定感を取り戻すためにやる「寝る前に自分を5つ褒めてみましょう」的なもので、
自己嫌悪や自己否定など、しんどい感覚を感じる回路から、
自分を肯定して、喜びなどのポジティブな感覚を感じられる回路に移行するものとしてめちゃくちゃ効果的。
しかし、自分を褒めることの大切さが頭で分かってても、心はそう簡単に納得はしてくれないのです。
「自分を褒めるのができない」ということは、絶対に自分で自分を褒めちゃならん理由があると解釈できるし、
自己嫌悪や自己否定を使って自分自身を押さえ込んでおかなきゃならんのはなぜ?を考えると、結構興味深いことが分かったり。
今回については、個人的に「人には褒められたい」という要素の方にとても共感したんですよね。
どうですかね?
「自分で自分を褒めることはできないけど、人には褒められたい」ってまああるかなぁと思うし、私もそうですし、、、ってとこなんですが、、、
私の場合、出来ることなら、なんでも言うことを聞く下僕(ハイスペ)に面倒を見てもらいながら適当にチヤホヤしといて欲しいというのが本音で。
なんなら、自分が一番じゃなきゃ嫌!(周りを敵視)みたいな。
もうね、面倒なことはすっとばして楽したかった。笑
あまり考えたくないんだけど、自分のことを褒められない一方で、
本当は自分のことを好きな自分だったり、潜在的な価値を分かっている自分もいたりするんですよね。
でも現実は、自分のこと好きな人なんていないし認めてくれる人もいない(と思っている)ので、
建前上、みんなと同じように「私なんて」とか、「そんなそんな」って言っておいた方が謙虚っぽいし傷つかないというのが根っこにある。
このギャップと葛藤がなかなか難しい。
自分の価値を疑っているがゆえに、必要以上に周りと比べたり、劣っている所を見つけては自分を責めたり、
必要以上に自分を大きく見せようとすることもあったり、逆に自分をすごく小さく見せようとすることもあったりする。
もちろん、嫌われたくないので基本的な外面は自信を無くした大人しくてボロな自分、
でも、内側には傲慢でワガママで面倒くさがりでナルシストな自分がいる。
内側の自分がなかなかにパワフルなので、時々顔を出してしまうことがあるのだけど、表に出したら最後、
確実に面倒と思われるし嫌われると思っているので、「何調子乗ってんの?」、「何様だよ」で自らを制圧していきます。
「わたくし、そういう汚い者ではございませんから」と言わんばかりに、
人前では大人しくして、まるで重大な隠し事をしているような緊張感を持って過ごしていた時期が私はとても長かったです。
もうね、自分を褒めるどころの騒ぎじゃない(笑)
でもね、別にこう思っている一連の流れが、悪いことじゃないんだなと後からなんとなく思ってですね。
自分にそれだけ価値があるって知ってる訳だし、実際にそうなんだと解釈していいことなんじゃないかなぁと。
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カウンセリングや心理学で出てくる「女王様マインド」という言葉を使います。
(個人的に、女王様というようなキャラたちはデフォルメされててすごく使いやすいと思っているので、対面でカウンセリングをする場合は、キャラを使って解説(?)をしている気がします。)
女王様がざっくりどんな存在かというと、、、
成熟した大人の女性であり、治める民や家臣の幸せを考え多くの人に愛と豊かさ与える人、
そしてみんなから愛される存在、といったイメージです。
そして、「傲慢でワガママで面倒くさがりでナルシストな汚い自分が心の中に棲んでおる…」と考えちゃう人の本来の姿って、
多分こういう素敵な女王様なんじゃないの?という角度で解釈するのが結構興味深いのです。
今の自分の中に、本来の女王様ではなく、傲慢でワガママで面倒くさがりでナルシストな悪役女王様がいるとしたら、
なんで本来の姿とかけ離れちゃった?何があった?と考えてみて欲しい。
ほら、マンガのキャラにもいますよね。
みんなに嫌われて「何あいつ?」って思われてたり、悪役として猛威を振るってたり、主人公の前に立ちはだかって最後に命を落としたり。
そういうキャラの過去編が描写される時って、なかなかに燃えませんか?
ね?
私、悪役キャラに肩入れすることが多いので、そういうキャラの過去編で泣いたり、
「お、お前〜!そんなことがあったのか〜!!!(溢れる感情)」となったりしてます。
(最近マンガを読んでなくて女性キャラでパッと思いつかないんだけど(汗)結構あるあるな気がする)
だから、自分自身にもそういう感じの目を使ってあげると良いと思うのです。
悪役女王様の過去編、姫の時代を読者目線で振り返ろう。
あんたどこでグレたの?と。
姫の時代、本来なら何もせずとも愛されに愛されて、何かできてもできなくてもただ愛される時代を経て、
溢れる愛を今度は与える側になる女王様の素質があったのに、姫の時代に一体何があったのよ???と。
そこで、そりゃしゃーないわなぁ…と思えるストーリーが見つかったら、ここで自分を褒めてあげるとよいのです。
グレる前の純粋な苦労人の姫を、たくさん労ってあげて欲しい。
「あんた良くやったよ、あんた可愛いよ!私がみんなの代わりに愛してやんよ!!!」という読者目線で。
(読者目線という最強の客観的目線)
「頑張らなくても、気を遣わなくても、いい子でいなくても、我慢しなくても、あなたは可愛いよ、大好きよ」
と、教えてあげて欲しいです。
自分というキャラを、完璧でなくても少しでも愛せるようになったら、ちょっとづつ自分を褒めるのもできるようになると思うし、
自己肯定感だって自然と上がっていくと思う。
それでも、「調子に乗るな」とのせめぎ合いが出てくるかもしれないけど、それは元々はグレた姫の心の痛みですから、
愛すべき自分というキャラの悪態は全部ハグして包んでしまえということです。
ほら、マンガのキャラにも大問題を経て悪役から一転、「相変わらずそういう所だよ!」と思われつつ、なんだか愛されキャラになっちゃう子とかいますよね。
パワフルに悪をやっていたのがひっくり返って、そのエネルギーがめちゃくちゃいい方向に使われて「おおっ」となるやつです。
あのラインが好き(ただの癖(へき))
そういうキャラに共感できるなら、ちょっと頑張る場面も出てくるかもですが、
現実でも「グレた姫から暴君になった悪役女王様が、愛される女王様としてもう一度君臨する」というストーリーラインに乗れると思うんですよね。
とは言え、ガラッと別人のキャラになってしまう訳でもないと思っていて、
グレていた時代の持ち味も残したまま、味わい深い愛され女王様になってゆくはず。
自分のことを傲慢でワガママで面倒くさがりでナルシスト、などと思って必死に隠している人は、それだけ大きなエネルギーを隠し持っていることになるし、
重い気持ちで自分を縛っていることになるので現実でうまくいかなかったり問題が起きやすいこともあるかもしれない。
なのでぜひ、悪役女王様の過去編を紡いで愛される女王様のストーリーを見出してみて、と思うのです。
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