再婚に対する「怖れ」とどう向き合おう?(人間は記憶力の欠如によって再婚する…なんて言わせん)【ご感想返信】
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どうも~、カウンセラーのすずきゆうこです。
以前ね、「再婚がめっちゃ怖い」という話題のコメントをいただいたんです。
(コメント嬉しいです、ありがとうございますー!)
私も離婚して、再婚したくて婚活して彼氏ができました。付き合い始めは早く結婚結婚と思っていたんですが、数ヶ月経って結婚を現実として考え出したらめっちゃ怖いです…
(メロンさん)
なんと!近い境遇だったのですね…!
いざ結婚が近づくと「おやおや?」というのが出てきますよね(汗)
この怖さに対して、私自身も「なんなんだよもう…」と思っていたので、別の記事で思いの丈を書き殴ろうと思います(笑)
婚活して彼氏できたの祝!!!って感じですし、いやね、ほんと。
分かりすぎる!と思って。
離婚して色々あって完全フリーになったすぐ後の私は、「もう一回結婚してうまいことやってやんよ!」と意気込んでいたのですが、
いざ順調にお付き合いが進んだとたんに、「やっぱり…いいかな…!」と尻込みし始めちゃったんですよ。
抵抗感が強すぎたためか、再婚したいという気持ちはいつの間にか過去の遺物と化していました(笑)
再婚希望のある皆様は、望まない離婚、自分がしたくてした離婚、どっちでしたか?
いずれにおいても、痛みや苦さを伴う経験をしていたら、再婚に怖れを抱くのも仕方ないですよねぇ…。
コメントのお返事にも書かせていただいた通り、自分自身にも色々思う所がたくさんある。
ここ私のブログだからね、また例に漏れず思いの丈を書いていこうと思いまっす(はいどうぞ)
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そう言えば、怖気づいていたのは再婚に対してだけじゃなかったことを思い出した!
離婚後に付き合った元彼にフラれた後、
新たに恋人を作りたくてもイヤ~な感じがして行動に移せず、気分が沼の底を這いずり回っていたことがありましたよ私。
こういう風に、やりたいことがある、向かっていきたい場所があるのになんだかイヤ~な感じがする、
このイヤ~な感じが、「怖れ」ですよね。
心の傷が新鮮だった頃、私は寂しさや惨めさがダダ洩れている時がありましたが、
これがまたしんどいので、「なんどか抜け出さねば!うわー!」という感じで、ある意味推進力がある状態でもあった。
状況が変わったり時間が経過するなどして、ある程度寂しさや惨めさなどが解消されいった時に立ち止まる瞬間がきて、
がむしゃらに進んできた道の先を冷静に考え始めるんですよね。
再婚することだってさ、
過去に幸せになりたくて結婚したのに離婚を通して大変嫌な思いをしたので、
「幸せになりたいのにまた結婚するんか?行く先は離婚ぞ?アホかお前は?」
と心がざわつくのも無理もない。
最近は薄くなってきたけど、
離婚で迷惑をかけまくったこともあったので、周りの人にどう思われるか、どう責められるかもめちゃ気にしていた。
これ以外にも、
「自由な時間が無くなってしまうのでは?」
「お金も自由に使えなくなるのでは?」
「また嫌われたら嫌だなぁ」
「どうしたって片方が頑張らなきゃいけないんだろうか」
「実は変な人だったらどうしよう(人のこと言えん)」
「もし相手の親族と相性が悪かったら嫌だなぁ」
など、ありとあらゆる「ああなったらどうしよう」、「こうなったら嫌だなぁ」をずっと考えていた。
とにかく、「怖れ」を足枷に使っていた状況。
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私、結婚する前は「結婚」を万能薬のように思っていた節があって、
結婚すればきっと、
「なんとなく幸せになれる」
「安心できる場所が手に入る」
「離れていかない味方を確保できる」
「一人前の大人として堂々としていられる」
「他人から見下されにくくなる」
「実家とは違う、自分の作りたい生活・家族(穏やかで優しい家庭)が一から作れる」
などと考えていた。
でも、自分がダメダメで思ったような家庭が作れなくて、満足度は結婚した時をピークに徐々に下降、
結婚前後で私は変わることが出来なかったのに、お金や子供どうするかや仕事などの問題が増え、
かえってしがらみを複雑にし、私は調子を崩して潰れてやさぐれていった(笑)
振り返ってみると、元夫も心理的に家族問題を抱えている人だったからか、
「幸せのある家庭」に対する固執というか、信念みたいなものが強かった気がする。
あの時の私が「なんでそんなこと言うの?!(怒)」と感じていた元夫の言動の背景が、
今はなんとなく理解できるような気もしている。
多分本当は、私と元夫が行きたかった先は一緒だったんだよね。
でも私は、近くにいる時は自分のことばかりで、それには気付けなかったなぁ。
そう。
私は、ここにもう一度戻ってきてしまったんだ。
周りの声を振り払い、心の準備をして、
勇気を出して頑張って恋愛から結婚と道を進んだ先に、
離婚という荒野がまたやってくる。
「ここに進めばきっと…!」と思って選択した道は、
幸せに繋がらなかった道であったことを、もう私は知っているから。
実際はそれ以外の道があることを頭で分かっていても、自分が進めるイメージできない。
どこかで迷子になってしまう。
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みなさんは、この言葉を耳にしたことがるだろうか。
人は判断力の欠如で結婚し、忍耐力の欠如で離婚し、記憶力の欠如で再婚する
フランスの劇作家、アルマン・サラクルーの言葉。
人物像や言葉にある背景が調べてもよく分からなかったので本当は断言を避けたいんだけど、でも言っちゃう。
私はこの言葉が嫌いなんだァ。
ほんとね、嫌いなんだよなァ(二回目)
というのもね!
刺さりすぎるし思い当たりすぎるから、めっちゃイラっとするのです。
「確かに、そういう部分も…あるかも…(悔しくてどっかから血がにじむ)」といった具合になる。
私が結婚したのは、とにかくその時の嫌な感情から逃げるためであり、
相手のことも自分のことも見れていなくて、結婚なんてできるタイミングじゃなかったのかもしれない。
私が離婚したのは、自分を変える勇気が無くて相手のために頑張るだけの根性がなかったからなのかもしれない。
元夫を散々振り回してきたから離婚したいと言われても仕方なかったし、それでも我慢ならず彼を責めたことも多々あった。
自分の痛みを越えて、相手を愛することができなかった自分がいたからなんだ。
色んな人の悲しい顔を見た。
今、私が再婚をする方向に舵を切ったのも、時間が経って今が楽しくて心の痛みが和らいだから、
それで自分の行いを忘れちゃうくらい学習できないアホだからなのかもしれない。
また利己的な理由で結婚を選択してはいないだろうか。
周りの幸せ結婚出産ラッシュの時期と共に訪れた自分の離婚。
心が折れてひねくれた私は、「結婚なんてつまらんし、つまらん女になりたくないし。けっ」などと悪態もついている。
だからこそ自分に対して、
「本当にそうなのかい?」と問うてあげたい。
心理学ではこういう教えがあります。
「行きつくところ感情は『愛』か『怖れ』のどちらかしかない。しかし、最終的には『怖れ』も消えて『愛』しかなくなる」
怖れと向き合い続けていくと、やがて「愛」を感じることができるようになります。
その瞬間はほんとうに安心感に満たされ、喜びや時に至福の思いを感じられます。
その体験を一度でもしてしまうと「怖れを怖れること」がなくなるので、振り回されることもなくなります。
「怖れ」という感情について~なぜ人は怖れによってコントロールされてしまうのか?どうしたらそこから抜け出せるのか?~/根本裕幸オフィシャルブログ
「怖れ」が消えていった先に「愛」があるとしたら、
私はなぜ結婚を選んで、離婚を選んで、また結婚することを選ぶのか。
もう少し目を凝らして自分の心を覗いてみると、ちょっとずつ別の側面も見えてくる。
私が最初の結婚をしたのは、ただ自分だけの、温かくて安心できる場所が作りたかったから。
「ただいま」と「お帰りなさい」を笑顔で交わせて、当たり前のようにありがとうを伝え合えて、
私がしたことで相手にたくさん喜んでもらいたかったし、本当は相手の支えになりたかった。
いつの間にか、己のご機嫌取り人員を確保することも目的になってたかもしれないけど、
そもそもは、自分が誰かの幸せになれることを証明したかったのかもしれない。
私が離婚をしたのは、互いが次のステップに進む準備ができたからだったと思う。
元夫が、「母親のために生きることを、もうやめる」と言っていたのが印象に残っている。
私は離婚がなかったら、「愛とは何か」、「どう生きるか」を真剣に考えることはなかった。
互いの役割が、ここで終わったんだろう。
再婚となると、怖れは私に撤退をすすめてくる。
けど、怖れと向き合った先に愛があるなら、グレたり変な横道を選ばずに、更生して少し頑張ってみたい。
離婚に限らず、私は、誰かと生きることをこれまで何度も放棄してきた。
ちょっと前も、完全に縛られない無責任な身軽さと、
とりあえず寂しさや惨めさも感じないことが得られる同棲で満足だと頭で整理していたけど、
本当は私は、それだけでは物足りなかったから。
今は骨を拾ってくれるカウンセラー仲間もいるし、なんとか学んできた心理学というお守りもあるので、
勇気を持って、結婚という手段を使って、かけがえのない深い繋がりを築いていく道に飛び込んでみようと思う。
愛の世界も、なかなかにエキサイティングらしいと聞いた。
だから、一つ一つ焦らずにやっていこう。
誰でも、欲しかった世界はただの妄想ではなく、実際に作る力があるはずだから。
みんな、それを通して人に愛を与えるだけの才能を持っているから。
私は、信頼や繋がりのある関係を作り続けることを、諦めないことにした。
もし今、怖れに飲み込まれそうな人がいたら、
信頼できる人に相談したり、カウンセリングを使って心に芯を通したり、
こういうヘンテコな会合を活用して、毒を吐いてたくさん笑って欲しいと思うんだ。
そんなに怖いならやめとけよではない。
怖れがあるということは、あなたが欲しくて作りたかった幸せを、もう手にする時期がきていると思うから。
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記憶が欠如したから再婚するのではなく、
私は一生をかけて楽しく前向きに愛を学んでいきたいから、今は、もう一度結婚することを選ぶ。
怖くても大丈夫。
応援してくれる人もたくさんいるから。
今なら大丈夫。
皆様の怖れの先にも、素敵な未来が待っていますように。
ご武運を祈りますー!
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