「ない」と「ある」どっちのコンプレックスも才能を教えてくれる(シリーズ才能3)
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自分を否定するのは簡単。でもそれだけだとしんどい人生になってしまいます。
だからこそ、自分にはどんな価値があるのかを認めること、
どんな武器があって何ができるのかをちゃんと知ることで、人生を楽しくサバイブできるのではないかと私は思っています。
「僕のヒーローアカデミア」についても語る(笑)
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シリーズ才能
(1)怒り、悲しみ、嫉妬、寂しさ、コンプレックス…才能を使って生きれば全て喜びに変わる
(2)才能を使って生きれば、ひねくれ者だろうが陰キャだろうが誰でも、すごいと思える自分になれる
▶コレ(3)「ない」と「ある」どっちのコンプレックスも才能を教えてくれる
ちょっと最初に私の話をさせてください。
私は、
もし自分がちゃんと人として価値や魅力を持って生まれてきていたら、どんなによかっただろう
ということを、思春期頃からうすぼんやりと思っていました。
でも、どんなに「もしも」の世界を考えても、自分は自分にしかなれないから、それがどうしようもなく辛いみたいなことがあったんですよね。
そして、その劣等感を持ったがために競争心が非常に強くなり、結果や成績を出すことが正義、みたいな価値観を持つようになりました。
なので、10代以降、他人からの私の評価は、「真面目でいい子で出来る子」だったんです。
そんな風につっぱっていた所、社会人になって「真面目ないい子でいる」という対処だけでは解決できない問題にぶつかり人生どん詰まり、
数少ない友達に頼ることができず、職場の人は信用してなかったので絶対に弱みを見せたくなかったし、家族にも相談なんてしたくなかったので第三者に頼らざるを得なくなる時期がありました。
で、カウンセラーのお師匠である根本さんのブログにたどり着き、カウンセリングや心理学を知って、
問題に目を向けるのが王道だけど、そこから生まれた価値や魅力や才能をみていこうねー
という考え方を目にするようになりました。
当時それをパッと見て出てきたのが、
いやいやこんなに欲しがりで人を踏みにじれる自分のことしか考えられないヤツに才能なんてねえよ!
っていう気持ちで(笑)
でもカウンセリングを受けたり心理学のブログを読み漁っていくうちに、
「これダメじゃん」と自分で思っていたところが実はいいとこだったんだなーとか、
欠点があったからこそ成長できた部分があったんだなーとか、
短所だと思ってたけど長所にもなるんだね、
などという具合に、自分のことを少し見直すようになっていったんです。
私はたくさん褒められるのが苦手というか、正直嫌だ、というのがベースにありますが、
このまま死ぬまで自分という人間を否定し他人を踏みにじって自分の欲求を満たし続けるんだったら、ちょっと頑張って自分の価値を受け取ろうかなと思ったのでした。
「まあまあまあまあね、はいはいうるさいな分かったよ!!!!(嬉しい気持ちもあるのでニヤニヤする)」
って感じだったけど(笑)
キモイ!!!(笑)
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「ない」のではなく最初から自分には必要なかったという前提を考えるのも、
「ない」ことを選択して生まれてきたのかもしれないと考えるのも、
「ない」ものがある代わりに自分は何を得たのだろうか?とか、
「ない」からこそ与えられたものがある、ということを考えるのも面白い。
「ある」のコンプレックスも同じです。
今どんなに持っているものを否定していようが、
今世で必要だから「ある」を選択して生まれてきたのかもしれないし、
「ある」からこそ得られたものがあるし、与えられるものがある、という風に考えると面白いんですよね。
だから、否定したり付け足そうとせずに、今ある自分に魅力や長所や価値を見出して発揮していくことで才能になっていくから、
自分には何があるのか、何が活かせるのか、何で戦えるかって、ということを見ていきたいなと思う今日この頃。
「才能」について、本日3/18(金)21:00~インスタライブにて喋ろうと思います~!
インスタアカウントはココです!ぜひ遊びに来てね~!
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「ない」と「ある」どっちのコンプレックスも才能を教えてくれるとタイトルに書きましたが、それってどういうことなん?がめちゃくちゃ分かるのが、
僕のヒーローアカデミア
っていう漫画。
今日はヒロアカをただただ語りたいっていう裏の目的を果たしつつ、しゃべっていこうと思いまっす。
こっから先は全部長々とした余談なので、読んでも読まなくてもいい。
ちなみに私、原作の漫画ではなくアマプラのアニメから入ったんですけど、もうね、アニメを見て何回も泣きましたよ。
主人公である緑谷出久(あだ名:デク)は、人と比べて「ない」からこそたぐいまれな才能を持っているキャラであります。
で、まずヒロアカの基本設定。
総人口の約8割が何らかの超常能力“個性”を持ち、その“個性”によって社会を守る“ヒーロー”という存在が確立された世界。緑谷出久はヒーローになることを夢見て、多くのヒーローを輩出する名門・雄英高校ヒーロー科入学を目指していた。しかし、彼は何の“個性”も持たない“無個性”。現実の厳しさ、不平等さを痛感する日々を過ごしていた。そんなある日、出久は強盗をして逃亡中だった敵(ヴィラン)に襲われてしまう。そこに現れたのは、人気・実力共にNo.1のヒーローだった!
(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会
(ココからはネタバレも含むよ!)
人気・実力共にNo.1のヒーローというのがみんなの憧れ「オールマイト」。
デクは幼少期に、災害の現場で人々を救うオールマイトの映像を見て感動します。
僕も、怖れ知らずで笑顔で人を助けられる最高のヒーローになりたい!
デクにとってはオールマイトとの出会いが大きな衝撃で、デクが持っていたコアな感情を揺さぶったんですよね。多分。
だから、自分が無個性だと分かった後も、無個性だと普通はヒーローになれないと言われても、
諦めずに「ヒーローになりたい」という気持ちを抱き続けたんだと思います。
それで2話ですよ。
タイトルは、「ヒーローの条件」
タイトルだけで泣くわ。
だって、無個性だけどヒーローになりたい!という夢を持ち続けている少年が、現実や葛藤と改めて向き合う大事な話なんですよ~フゥ~~~
ヘドロヴィランから出久を救ったのは“平和の象徴”とも称されるNo.1ヒーローのオールマイトだった。出久が「個性がなくてもヒーローになれますか?」と彼に問いかけたその瞬間、目の前に現れたのは、過去の戦いにおける重傷で痩せ細ってしまったオールマイトの真の姿!「ヒーローはいつだって命がけ」その過酷さと自身の夢を叶える厳しさを憧れの人から告げられ、出久は絶望する。そんな中、オールマイトが捕まえたはずのヘドロヴィランが逃走し、下校中の爆豪が取り込まれてしまう!
(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会
このヘドロヴィランというのが、1話で出てきた逃走中の強盗ですね。
その強盗からオールマイトに助けられたデクは、憧れの存在であるオールマイトとどうしても話をしたくて引っ付いていくんですよ。
そこで、
「個性がなくてもヒーローになれますか?」
と期待を込めた目で、ニコニコと問いかけるんです。
みんながデクの夢をバカにし、否定し、諦めるように言ってきたけど、「トップヒーローならきっと違う答えが返ってくるかもしれない!」という思いがあったのかもしれない。
確かに、「笑顔で勇気を与えてくれる存在であるトップヒーローなら夢を叶える方法を知っているのでは…!?」と私も思ったよね。
しかしその瞬間、筋肉モリモリのオールマイトが痩せ細った姿に変わってしまうんです。
オールマイトは過去の戦いで負った大きな怪我の影響で、1日3時間しかヒーロー活動ができなくなっていて、その事実を世間には秘密にしていたのだった。
びっくりだわ。
この後のオールマイトのセリフ(デクの「個性がなくてもヒーローになれますか?」に対する答え)が震えるんですよね。
オールマイトは、深刻な表情でこんなことを言うんです。
「人々を笑顔で救い出す平和の象徴は、決して悪に屈してはいけないんだ。
私が笑うのはヒーローの重圧。
そして、内に湧く恐怖から己を欺くためさ。
プロはいつだて命がけだよ。
力がなくとも成り立つとは、とてもじゃないが口にできないね」
ねえどう思う?
いやさ、唖然だよね。
デクも、憧れのヒーローに現実を突きつけられて呆然と立ち尽くしてたよ。
そしてデクは、いつかのためにそれまで自分で書きためてきたヒーローの特徴や戦い方を記したノートをパラパラと眺めながら、
プロのトップヒーローが暗にヒーローになることを止めるよう言うんだから、受け止めなければならないと涙を流しながら帰路につくわけです。
ヒーローになるためにやってきたデクの積み重ねが、まるで無駄のように思えてしまうのがしんどいわ。
その後ですよ。
デクが今度は街中で別の騒ぎを聞きつけます。
そこにはすでに人だかりもできている。
デクとしては、もうヒーローを諦めなきゃならないんだから見に行ってもしょうがないよ、と感じるわけなんですが、それでもついつい足が向いてしまうんですよね。
もうしょうがないよね、ヒーローに憧れ、ヒーロー大好きオタクのデクだったらそんなに簡単に気持ちを手放すなんてできないよね。
そしてそこでデクが目にしたのが、オールマイトが捕まえたはずのヘドロヴィラン(デクを襲った強盗)が下校中の爆豪(=幼馴染であるかっちゃん)を襲っている場面だったのです。
すでに何人かヒーローが駆けつけていますが、ヘドロの個性との相性が悪く手も足も出せない状況。
オールマイトも現場に行くのですが、すでに活動限界を超えているため助けに行けず。
「不甲斐ない」と自分を何度も強く責めます。
苦しいわ。
実は、ヘドロに変身できる強盗が逃げたのは、オールマイトがヘドロ強盗を捕まえてペットボトルに詰めたあと、そのペットボトルを落としてしまったことがきっかけだったんですよ!
事故!!!
デクは、ふとそのことに気付いてしまうんです。
そして、「自分がつきまとったからオールマイトが気を取られてペットボトルを落としたのではないか」と責任を感じます。
うううううう責められない、しょうがない、でも自分を責める気持ちも分かる!!!!!!!!
と同時に、
早くかっちゃんを助けてくれるヒーローが来てくれなければ危ない…とデクは考えます。
そうだよね…自分は助けに行けないからね…ヒーローではないし、ましてや無個性だもんね…。
かっちゃん大ピンチだよ!!!
ちなみにかっちゃんがどんなキャラかというと、「オールマイトをも超えるトップヒーローとなり、高額納税者ランキングに名を刻むこと」という野望を持った、実力もある武闘派ヤンキーで、
無個性のデクがヒーローになりたいと言うことに対して「俺と同じ土俵に立てると思ってんのか!?」と殺意を持ってブチ切れているんですよね。
マジかっちゃんが愛おしすぎて気が狂いそう。
そんなかっちゃんが、ヘドロ強盗に取り込まれて息も絶え絶え。
そこでついに!あの強気なかっちゃんが!弱った目をするんですよ!
デクがその目を見た瞬間、かっちゃんを助けに走る!!!!!!
見てる方は、「うわああああああああああ!」ってなるよね(笑)
デクも、自分の行動に対して「なんで足が動いちゃたんだろう…!」と自分で戸惑います。
もう衝動だよね。
かっちゃんは、助けに来たデクに「なんでお前が…!」と言います。
そりゃそうだ。
でも見てる方はみんな分かってる。
デク「君が、助けを求める顔をしてた…!」
でもデクは決して勇気があるからこの行動に走ったんじゃないのです。
なぜなら、助けながらも明らかに怖くて泣いているんですよ。リアリティ…。
泣くほど尋常じゃなく怖いのに、それ以上に「助けなきゃ」という感情が勝って動かずにはいられなかったと思うと、感情が溢れて語彙力がなくなるわ。
でも、恐怖で泣くと同時に、笑顔を作ろうともしているんですよ、多分。
これは実際にアニメや原作をみると分かる。
おそらくここで「怖れ知らずで笑顔で人を助けられるオールマイトのような最高のヒーローになりたい!」ってのを無意識にやろうとしているんだよね。
ねえやっぱり君は魂でヒーローをやっちゃう人なんじゃん!!!
やめられないじゃん!!!
それがあんたじゃん!!!
こんなん泣くわ!!!!!!
そして、現場にいたオールマイトはそのデクの姿を見ているんです。
そして、さっきまで「不甲斐ない」と自分を何度も責めていたところから、
同じ「不甲斐ない」というセリフで今度は自分を奮い立たせるんです!
同じセリフってのがいいよねええええええええ!
このシーンの声優さんの仕事も最高だよ。
そして、オールマイトはもう一度ヒーローの姿に戻ってデクとかっちゃんを助けます。
かっこいい~!
で、その後だよ。
デクが一人になったタイミングで、オールマイトがデクに会いに来るんです。
デクは思わず、仕事の邪魔してごめんなさい、無個性のくせに、といったセリフが口からポロっと出ます。
そりゃそうだよね。
オールマイトから命がけのヒーロー業の厳しさを聞いた後だから。
力の無い自分が出ていくことの無謀さやリスクを分かっているんだよね。
でもオールマイトはデクを責めに来たわけではないのです。
優しく、こう語りかけます。
「無個性で小心者の君が無我夢中で走っていった。
だからこそ私は動かされた」
この時点でウルっと来るよね。
だってさ、デクはオールマイトに心を動かされて無個性にも関わらずここまでやってきたじゃん。
それでさ、恐怖を全然笑顔で隠せずに泣いちゃう不完全なヒーローっぷりで後先考えずにかっちゃんを助けに行っちゃうじゃん。
でもそんなデクを見た、もう今はヒーローになれないと自分を責めるオールマイトがヒーローになるんだよ!?!?!?
ヒーローに憧れた何もできない子が、憧れのヒーローの心を救ったんですよ!!!
ヤバいよね!?!?!?
鳥肌立っちゃう。
そして、歴代のトップヒーローたちがどんな人物たちだったかをオールマイトが教えてくれます。
トップヒーローはみんな学生時代に逸話を残しているそうで、その時にみんな「体が先に動いていた」と話すんだそうだ。
そしてオールマイトはデクにこう語りかけます。
「君もそうだったんだろう」
ここでデクが涙を流すんですが、私も一緒に泣いたよね(笑)
だって!デクはみんなに否定されてバカにされて諦めろって言われてきて、自分だけは諦めずにやってきたけどいい加減無理かなと思ってた時に、憧れのオールマイトに歴代のトップヒーローと同じように扱ってもらえたんだからね!!!
やばいわよ。
そして畳みかけるようにやってくるデクのモノローグ!
この時のデク、幼少期に無個性だと判明してお母さんに泣きながら「ごめんね…ごめんね…」と謝られたことを思い出します。
でも、デクはお母さんに謝って欲しかったんじゃないんです。
デク(僕が本当に言って欲しかった言葉は…)
オールマイト「君はヒーローになれる」
そう!大好きなお母さんだけには、あなたはヒーローになれるよって言って欲しかったんだよね。信じて応援して欲しかったんだよね。
でもデクは優しいから、お母さんを責めることはしなかった(確か)。
責めずに、ひたすらにヒーローになるにはどうしたらいいか考えて努力することだけにエネルギーを注いできた。
そしてとうとうヒーローになれると認められたんです。
しかも、憧れのヒーローであるオールマイトから。
泣き崩れるデク。
私も一緒に号泣。
この後、色々あって、デクはオールマイトから「個性」を受け継ぐことになり、全国でも有数のプロヒーローを要請する科のある高校になんとか進学。
そこで物語がさらに面白い方向に展開していきます。
この個性って本来は引き継げないものなんだけど、この物語の中でラスボスにも関係してくる結構重要な設定が絡んでいてね。
そして、「ある」の方のコンプレックスでヒーロー科に入れなかった心操くんの話をしようと思ったけど、どう考えても文字数がおかしくなるし時間も足らねえ!
いったん割愛だ!!!(えっ)
*****
もしデクが個性を持って生まれてきたら、怖がりなりに普通にヒーローになって幸せに生きていったと思うけど、
無個性で生まれてきたからこそ目立つし、根性があるし、芯もあって、優しくて、器が大きいから、主人公として重要な役割も担っていくんですよね。
無個性って言われた時点で諦めてやさぐれることもできたかもしれないし、引きこもることもできたかもしれないし、
個性のある人を恨んで悪いことをするような人になってるって可能性ももちろんあったわけだけど、そうはならずに、
どんなに叩かれても馬鹿にされても否定されても、オールマイトみたいに笑顔で人を助けられる人になりたいっていう気持ちを持って成長してきたわけです。
「ない」って理不尽だしつらいしどうしようもできないけど、だからこそ得られたものもたくさんある。
ちなみに、デクがオールマイトから個性を受け継がなかったとしたら、彼は活躍できない人間になっていたのでしょうか?
否。
おそらく、どこかで活躍していただろう。
デクには無個性だったからこそしてきた経験や視点、育まれた優しさや強さ、持ち前のヒーロー気質といった才能があります。
きっと、この子はどこでもやっていけるでしょう。
もう、子育てしたことがないのに謎にお母さん視点です。
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あとさ余談なんだけど、これを書くのにヒロアカをアマプラで見返してたら(だから時間が余計にかかった(笑))
モブサイコ100がアマプラで見れるようになってたことに気付いたよ!!!
最高。
もう最高だよ。
いやー、また忙しくなるわ私(えっ)
では今日はこの辺で。
またね!
★「才能」について一緒にお話しましょう!3/18(金)21:00~インスタライブにて!
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